【高校野球】金沢龍谷の146キロ左腕・井上透摩に6球団が視察 8回ゼロ封&二塁打2本「自信を持って投げられた」

スポーツ報知
8回を無失点に抑えた金沢龍谷の左腕、井上

▽春季石川県高校野球・2回戦(25日、石川県立) 金沢龍谷7-0金沢市工(8回コールド)

 2回戦6試合が行われた。金沢龍谷は、プロ注目の146キロ左腕、井上透摩(とうま、3年)が先発し、142キロのストレートと切れのあるスライダーを武器に4安打、7奪三振で8回をゼロ封。打撃でも二塁打2本を含む2安打、2打点、1犠打と攻守で大活躍した。井上は「試合の序盤は緊迫していただけに、勝てて嬉しいです。ピッチャーに専念しているので、バッティングはぶっつけ本番です」と笑顔を浮かべた。

 序盤は力みもあったが、3回に1点を先制すると、一気にギアをチェンジ。「1点を取って、気持ちに余裕が出来た。力が抜けて、リリースや腕を振る感覚がつかめました」と井上。183センチ、75キロの恵まれた身体から、テンポ良くスライダー、ストレートを繰り出し、要所では気勢を上げて真っ向勝負。気迫満点の投球を見せつけ、5回1死三塁のピンチでは2者連続の空振り三振で切り抜けた。

 ネット裏では巨人、阪神、ヤクルト、DeNA、日本ハム、オリックスの6球団が視察。巨人の高田誠スカウト部参与は「ランナーを背負った時の気持ちの入り方が強い。これから体も大きくなり、スピードも上がるでしょう。左腕は需要も高く、おもしろい(素材)」と高く評価した。

 昨秋の県大会では3回戦で金沢桜丘と対戦し、2-5で逆転負け。「悔しくて、そればかり考えてきた。1人で投げきることを目標に取り組んできました」と井上。今冬は週に2~3回、300球の投げ込みを続けた。じっくりと約2時間半をかけて、青山弘和監督に1球1球を見てもらい、体重移動やフォームの安定性をチェック。「監督の指摘と照らし合わせ、感覚をつかめました」と手応え。投げるスタミナも身につけ、3月には自己最速146キロをマークした。

 体を作るため、授業や練習の合間にはおにぎりなどの間食も欠かさず、体重は5キロ増加した。「試合では自信を持って投げられている。球速よりも、ボールの切れ、質にこだわりたい」と井上。努力を積み重ねる左腕が、さらなる飛躍を目指す。(中田 康博)

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