◆「JERAセ・リーグ公式戦」阪神7―5DeNA(25日・甲子園)
DeNAは2度逆転する粘りを見せたが、勝ちきれずに2連敗となった。試合前には1、2軍で9人の選手を入れ替えたが、1点リードの7回に3点を失って逆転された。4勝19敗4分けで借金は今季ワーストの15になった。
4回にオースティン、佐野の連続適時打で追いつき、5回に佐野の適時打で勝ち越し。直後の5回裏に失策も絡んで逆転されたが、1点を追う7回にオースティンの適時二塁打と佐野の左犠飛で再び逆転に成功した。悔やまれるのが1点リードの7回裏。砂田、平田を投入したが大山に中犠飛を許して追いつかれ、サンズに2ランを浴びて勝ち越された。
2点を追う8回には1死一、二塁、9回に1死二、三塁の好機を作ったが、あと1本が出なかった。7日の中日戦(バンテリンD)以来、16試合ぶりに打線は2ケタ安打となる11安打を放って5点を奪ったが、救援陣がリードを守ることが出来なかった。失策、暴投、捕逸など守備でのミスも流れを断ち切った。
三浦大輔監督(47)は7回に平田がサンズに浴びた決勝弾について「結果的にホームランは痛いホームランだった。外から中に入ってくる所は、見逃してくれない」と肩を落とした。守備の乱れが出たことについても「あの辺はしっかり練習してもらうしかないですね」と指摘した。つながりの出てきた打線については「粘りも出てきましたし、いい面も出てきたけどミスも隙もあったのでキッチリやっていかないといけない」と話した。