【大学野球】山梨学院大が6連勝中の首位・上武大に競り勝ち、逆転優勝に望みつなぐ

4回に適時三塁打を放った山梨学院大の小関
4回に適時三塁打を放った山梨学院大の小関

◆関甲新学生野球 第4週第1節 山梨学院大6―5上武大(24日、上武大球場)

 山梨学院大が昨秋王者で無傷の6連勝だった首位・上武大を6―5で下し、逆転優勝へと望みをつないだ。4回、小関龍王外野手(4年)がセンターの頭を越す適時三塁打で勝ち越し。その後も7回に小谷田崇志捕手(4年)の適時二塁打などでリードを広げ、先発の岩佐嵐投手(4年)も5失点ながら完投した。全員野球で1勝をもぎとった。

 勝利の瞬間、エース岩佐は無心で左手を何度も握りしめた。6―5まで追い上げられた最終回2死二塁のピンチ。「あそこしかない―」。カウント2―2から内角へ思い切り直球を投げ込んだ。相手打者は身動きできず、見逃し三振。「打線が頑張ってくれたので、6失点以上はするわけにはいかなかった」。141球目は最も自信のある球で王者の反撃を食い止めた。

 山梨学院大ペースで試合を進めた。同点の4回、1死二塁で5番・小関がカットボールに食らいつき2―1と勝ち越した。3―2の7回には、1死一、二塁で岩佐とバッテリーを組む8番・小谷田がセンター方向へ2点適時二塁打で突き放した。「岩佐が良い投球をしていたし、下位打線からチャンスを作ることをオープン戦から意識していた」と高めのスライダーをはじき返した。須田喜照監督(50)は「小関と小谷田の長打2本が大きかったね」と振り返った。

 山梨学院は試合前まで3勝3敗。対する王者・上武大は6勝0敗でカードを一戦でも落とせば優勝は厳しくなる状況だった。だが19日の作新学院大戦でカードを連勝してから、チームには緩い空気が流れていたという。そこで高橋泰雅内野手(4年)がカツを入れ、チーム全体を引き締めた。「あの一言で今週は緊張感のある練習ができた」(小谷田)。あとがない状況であることをチーム全員が自覚し、高い集中力を持って試合に入ることができた。

 優勝回数34回の上武大相手に気は緩めない。7回までに6―2と差を広げたが、8回に3点を返された。最終回に同点のピンチを作られ、気の抜けない戦いだっただけに指揮官は「接戦で勝てたことは自信になったが、簡単には終わらせてくれなかった」。小関も「今日のような粘りのある野球をしないといけない」。早くも25日の第2戦へと気持ちを切り替えていた。(山田 豊)

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