【大学野球】連続V目指す北洋大 145キロ右腕・後藤晟は日本ハムドラ1・伊藤の活躍が刺激に

 2年ぶりの開催となる北海道六大学野球の春季リーグ戦が24日にとましんスタジアムで開幕する。北洋大は今春、苫小牧駒大から改名。昨秋は日本ハムのドラフト1位右腕・伊藤大海(23)を擁して18年春以来の優勝を飾った。今季は“愛弟子”である最速145キロの右腕・後藤晟(3年)を軸に心機一転のシーズンに臨む。

 昨秋王者・北洋大が気持ちを新たに公式戦を迎える。校名が変わり、ユニホームも新調して挑む2年ぶりに開かれる春季リーグ戦。昨秋の主力は2年から大学侍ジャパンだった伊藤らほぼ半数が卒業。今年の選手数は23人とライバルチームに比べて少ないが大滝敏之監督(66)は「1つの失策は全員のミスとし、タイムリーが出れば全員で喜べる一生懸命な野球をしたい」と全員野球を強調した。

 伊藤のレガシー(遺産)は残っている。ドラフト1位でプロ入りしたスーパーエースの背中を見て育ってきたのが後藤だ。入学時から一緒に練習し、昨秋は4勝を挙げ最優秀投手賞とベストナインを受賞。ともに過ごした2年間を振り返り「自分が一番教わってきた。それを他の投手陣にも伝えたい」と話す。

 「物理を学べ」。昨秋の公式戦が終わり、伊藤から助言を受けた。その言葉通り、野球を科学的に分析する本を読みあさった。伊藤が176センチ、後藤が178センチと、2人とも身長は180センチ未満。大柄な投手よりも抑える方法を考え、直球によりスピンをかけるため右股関節に体重を乗せて並行移動するフォームなどを研究した。「ただ伊藤さんのマネをしてもダメ。自分に何が必要か日々考えました」とオフは取り組んできたという。

 伊藤はどんなに好投してもチームが負ければ責任を負い、言い訳はしなかった。気迫あふれる投球は守備についた後輩にも影響を与えている。プロでは4戦に登板、まだ勝ち星に恵まれないが奪三振数、奪三振率はリーグトップ。その姿にも刺激を受けている。「全員で力を合わせて相手に向かっていきたい」と後藤。新しい伝統を築いていく。

(西塚祐司)

 〇…伊藤から野球部に打撃ケージがプレゼントされた。「北海道日本ハムファイターズ入団記念」と書かれたプレートがあり、成田登夢主将(3年)は「打撃ケージは古かったのでうれしいです」と笑顔を見せた。昨秋のリーグ戦は9試合で失策が1個のみ。「今年も投手中心の守りの野球で一戦必勝でしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

ブルペンで投球する北洋大・後藤
ブルペンで投球する北洋大・後藤

日本ハム・伊藤から贈られた打撃ケージで打ち込む北洋大・成田主将
日本ハム・伊藤から贈られた打撃ケージで打ち込む北洋大・成田主将

ブルペンで投球する北洋大・後藤
日本ハム・伊藤から贈られた打撃ケージで打ち込む北洋大・成田主将
すべての写真を見る 2枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請