【巨人】岡本和真が連発で阪神の連勝止めた!「まさか打てるとは」4番お目覚めで自身100号にも王手

2回無死、岡本和は左中間に2号ソロを放つ(捕手・梅野=カメラ・池内 雅彦)
2回無死、岡本和は左中間に2号ソロを放つ(捕手・梅野=カメラ・池内 雅彦)

◆JERAセ・リーグ 巨人3―2阪神(21日・東京ドーム)

 待ってました、若大将! 巨人が岡本和の今季初となる2打席連発で虎を退けた。2点を追う2回先頭で左中間席に2号ソロを放つと、4回にもプロ通算99号を左中間席へズドン。初回2被弾と劣勢の流れを4番が押し返し、6回に吉川の決勝打を呼んだ。先発・畠は6回2失点で2勝目、ビエイラは来日初セーブ。首位・阪神の連勝を8で止め、ゲーム差を3に縮めた。

 前の打席を再現したようだった。岡本和の打球は、あっという間に左中間席へと飛び込んだ。2度目のダイヤモンド一周後。ベンチの仲間の前でようやく少しだけ笑みがこぼれた。「クイックめちゃ速いので、まさか打てるとは思いませんでしたけど…」。1点ビハインドの4回1死。青柳のクイック投球からの内角低めをすくい上げ2打席連発となる同点の3号ソロ。「ミーティングの中で『(クイック)あるよ』と言われていたので。他のバッター見ていても走者いなくてもクイックしていた」と頭にあったからこそ、反応できた一発だ。プロ通算99号で100号へと王手をかけた。

 2点を追う2回先頭でも初球のインロー、ボール気味の球を左中間へ運び今季東京D初アーチ。11日の広島戦(マツダ)以来、8試合ぶりの一発。6回には全力で一塁を駆け抜け二塁内野安打で今季初の猛打賞を記録した。初回に2点取られたあとの2回の岡本和の一発が、チームにも自身にもカツを入れた。

 試合前打率1割9分2厘だった4番が目を覚ました。開幕15試合目で今季1号が出たが、その後はノーアーチが続いた。それでも「モヤモヤとかそういう気持ちはなかった」。下を向かず試行錯誤を繰り返した。ティー打撃ではフォームの「バランスを考えて」左打ちを行ったり、「気分転換に」黒から白へバットの色を変えるなど変化を加え復活へのきっかけをつかもうと必死だった。自身が打てなくても若手の日替わりヒーローが勝利に導いた試合が何度もあり「助けてもらっていた。逆に(仲間が苦しむように)なった時に僕がなんとかできるように」。仲間に感謝し、次は俺が―と戦闘態勢を整えていた。

 19年に初の開幕4番を担ってから3年目。十分に自覚するその重みは、行動に表れた。猛威を振るう新型コロナウイルスに負けないようにと感染対策を徹底。キャンプイン直前には大幸薬品の「クレベリン」消毒液とクレベリンLED搭載の加湿器を購入しキャンプ中のホテルの自室へ発送。後者の便利機器は「あれいいんすよ。この時期、乾燥するのでそういうのも敵かなと思い」とお気に入りだった。しっかり対策し健康体を維持してきた。

 5―10で敗れた前日(20日)の伝統の一戦の悔しさを晴らした。「阪神と巨人は注目されている。お客さんが少なくても盛り上がりがすごい。しっかり勝っていけるように頑張りたい」。この日、4番の2発がチームに勝利の流れをもたらしたことは間違いない。原監督は「4番はそういうポジション。逆に喜んで楽しんで戦うという気持ちを持ってもらいたい」とうなずいた。ここからさらに主砲が、ギアを上げてくれるはずだ。(小林 圭太)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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