大谷晋二郎、初代タイガーマスク40周年大会に参戦「いつまでもいつまでも憧れの人」…4・22後楽園

大谷晋二郎
大谷晋二郎

 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレスVol.10~初代タイガーマスク40周年記念第1弾~」(22日、後楽園ホール)に参戦するZERO―ONEの大谷晋二郎がこのほど、インタビューに応じた。初代タイガーマスク誕生40周年記念となる今大会で大谷は、高岩竜一とタッグを組みケンドー・カシン、田中稔と対戦する。初代タイガーマスクが新日本を去ったあとに新日本ジュニアを支えてきた4人が集う試合への意気込みをあらわにした。

 大谷は、初代虎への思いを明かした。

 「今の若いレスラーは分からないけど、恐らく我々世代のレスラーはもうみぃ~んな憧れていた存在ですよ。アントニオ猪木&タイガーマスクってのは、多分みんな憧れて通ってきた道。プロレスラーとして何年やってても、近付いただけで感じるオーラとかに圧倒されます。実は僕、この団体の旗揚げ戦のときに初代タイガーマスクさんとやらせていただいているんですよ。それまでは佐山さんとあんまり接点がなかったんですけど、なぜかあのとき指名されたんですよね。『大谷晋二郎とやりたい』と。願ってもないと思ってお受けして、リングに上って対角線に立ったときに、目の前にタイガーマスクがいて……。本当にもう、夢を見てるみたいでしたね。『あのとき見たタイガーマスクが目の前にいる!そして僕がこれから闘うんだ!』って……。僕が何年キャリアを積んでも、いつまでもいつまでも憧れの人ですね。そういう存在です」

 憧れの初代虎の記念大会でセミファイナルを務める。

 「節目節目で呼んでいただけるのはありがたいですよね。光栄なことですよ!『この試合なら』って思って組んでいただいたんだろうけど、僕は今までのプロレス人生の中で、もし言ってたら申し訳ないんだけど、試合順に文句つけたこと1回も無いですよ。よく言うじゃないですか。『なんで俺がメインじゃないんだ!』とか。僕はそういうのにはあんまり興味がなくて、たとえ1試合目でも2試合目でも、試合をするわけじゃないですか。お客さんが会場を出るときに『大谷の試合が最高だったな!』って思ってくれたら、それがメインだと思うんで。セミで組んでいただいたのは本当に光栄なことですけど、『だから頑張ります!』ではないですね。『何試合目でも頑張ります!』が僕の理論ですね。心のメインはお客さまが決めることなので、そうなれるような試合を目指します!」

 今回のカードは、初代虎が新日本を去ったあとに新たな時代を創った4選手がそろった。

 「そう言っていただけるのはありがたいですけど、それは獣神サンダー・ライガーさんがいてこそですからね。ライガーさんという絶対的な人がいて、ライガーさんと毎日のように戦わせてもらう中で、それを見ていたファンの方がそう言ってくれるんだろうなあと思いますね。これはもう謙遜するわけでもなんでもなく、僕1人だけで創ったなんて到底思わないし、絶対的なライガーさんがいて、エル・サムライ、ケンドー・カシン、金本浩二、高岩竜一、田中稔、大谷晋二郎とかがいて初めて出来たことですから。いまだに言っていただくことも多いんですよ、『あのときのジュニアは良かった』って。何年たっても誰かに思い出してもらえる時代の1人と思っていただけることはうれしいですね」

 一時代を築いた時代の選手が集まったこの試合に特別な熱い感情を持って見るファンも多い。

 「いろんな感情を持って観戦してくれる方が多いのは本当にありがたいことですけど、『みんながこう見てるからこう戦おう』とか、そういうのは考えない4人じゃないですかね。4人ともキャリアはかなりある選手ですので、自分のスタイル・試合を崩さず闘うと思いますね。そのそれぞれの試合を見てどう思われるか分からないですけど、楽しんで見てもらいたいですね」

 パートナーは、盟友とも呼べる高岩だ。

 「高岩がZERO1を辞めてから、恐らく組んでないですよね。でもプロレス界ってのは狭い世界なんで、絶ッ対また闘うときが来る、組んだりするときが来るとは思ってたけど、『意外と早く来たなあ』って(笑)なにかキッカケがあればまたつながるんですよね。高岩は多分、誰も知らない大谷晋二郎を知ってるし。そういった意味で、数カ月接点はなかったけど、『お前の知ってる変わらない大谷晋二郎がいるよ』っていうのは伝えていきたいですね。アイツがどう思ってるか分からないけど、僕の中には恨みつらみなんて一切無いですよ。かけがえのない選手ですよ、僕にとって……。アイツだけなんですよ、新日本に同じ日に入門してまだこのプロレス界に残ってるのは。永田さん(永田裕志)、石澤さん(石澤常光。後のケンドー・カシン)、中西さん(中西学)って同じ年に入った人はいますけど、日は違いますからね。

 高岩がZERO1を離れたときにいろいろ勘ぐる人もいましたけど、面白いくらい僕と高岩の中にはなんにもないですよ(笑)。今でも、会場の控室で会ったりしたら『よう、高岩!元気?』って話しかけますし(笑)。高岩は、どれだけ離れていてもいつでもタッグ組めるし、いつでも本気でやり合える存在なんですよ、僕の中で。カッコつけるならば、他の誰にもわからないものがあるんですよ、僕と高岩には。そういう意味でアイツと組むのはなんの不安もないですね」

 対戦相手のカシンの印象は。

 「最近、どっかで当たりましたね。僕の記憶が確かであれば、2018年12月28日に後楽園でやった長州さんの大会(長州力プロデュース大会『POWER HALL』)の第4試合だったかな?いろいろなメンバーが入ってて、一番最初に僕とカシンが当たったのを覚えてますね。それ以来ですかねぇ。カシンこそ、昔も今もなにするか分からないというか、つかみどころがないというか……それがケンドー・カシンなんでしょうからね。カシン本人も『ケンドー・カシンとはどうあるべきか』って自分でも分かっているんでしょうね。つかみどころがない、何をしてくるかわからない怖い選手だと思っています。カシンはどう出るかわからないけど、僕はまっすぐ行きますよ。僕らが新日本でやったときもそうだったし。真っすぐ行った中で、カシンがたまにちらっと見せる、一瞬でも気を抜いたら殺されてしまいそうな動き、眼光っていうのがいつ出てくるかわからないから、カシンがどう出てきても気を抜かずに相対しないといけない相手ですね。カシンもね、本当に強いからこそああいうおちゃらけが出来るんですよ。惑わされず、気を抜かずに行きたいです」

 カシンとタッグを組む田中の印象は「僕のイメージではいい意味で『すぐに打ち解けたな』って感じはしました。逆にすごいなって思いましたよ。適応力と言うか。逆に僕も驚くこといっぱいあったし、僕にも刺激になったし。すぐに溶け込んでいったのはスゴイと思いましたね。僕の知ってる選手の中では、もしかしたらU系と、いわゆる純プロレスを一番うまくミックスさせてる選手かもしれないですね。本人がどう思ってるかわからないけど、僕の中では、“田中稔プロレス”を確立している選手だと思いますね。キャリアもあって、いろんな修羅場をくぐって、いろんな舞台に立ってきている素晴らしい選手ですよね」

 今大会への意気込みを改めて明かした。

 「今ホントに大変な世の中で、皆さんは本ッ当に毎日頑張ってると思うんです。大変な毎日をいろいろなものを我慢しながら頑張ってる。我々プロレスラーもいろんなものを制限されていますけど、プロレスラーが伝えられることって僕はあると信じてるし、プロレスの試合が伝えられることって絶対あると思ってるんで、このストロングスタイルプロレスの大会でも、他の選手も同じでしょうけど、僕は一生懸命プロレスをしますんで!一生懸命なプロレスから『負けないぞ!』とか『何度でも立ち上がるんだ!』って気持ちを感じてもらいたいですね!お客さんも今は声もあんまり出せないし、いろんな制限もあるかもしれないけど、一生懸命プロレスをするんで、ご来場してくださったお客さまには、声を出せないかもしれないけど感情のままに、プロレスを楽しんでほしいです!心からご来場をお待ちしています!」

 4・22「ストロングスタイルプロレスVol.10」の全カードは、以下の通り。

 ▼レジェンド選手権60分1本勝負

王者・スーパー・タイガー vs 挑戦者・河野真幸

 ▼セミファイナルタッグマッチ30分1本勝負

ケンドー・カシン、田中稔 vs 大谷晋二郎、高岩竜一

 ▼UWAアジアパシフィック選手権60分1本勝負

王者・間下隼人 vs 挑戦者・将軍岡本

 ▼30分1本勝負

村上和成 vs 阿部史典

 ▼タッグマッチ30分1本勝負

スーパー・ライダー、日高郁人 vs 伊藤崇文、頓所隼人

 ▼女子スペシャルタッグマッチ30分1本勝負

ジャガー横田、伊藤薫 vs 雪妃真矢、安納サオリ

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