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【阪神】5大神話で8連勝 打線好調20年ぶりクリーンアップそろい踏み5発

スポーツ報知
1回2死、マルテ(左)が左中間へ先制ソロ本塁打を放ち、阪神ナインとベンチ前でポーズを決める(カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リーグ 巨人5―10阪神(20日・東京ドーム)

 とどめを刺したのは主砲のバットだった。4点リードの9回1死一塁。大山は左腕・戸根の145キロツーシームを強振した。「チームが勝てたことが一番うれしいです」。左翼席への3号2ランで今季初の1試合2発。昨季開幕8連敗を含む3勝9敗だった東京Dの初戦で猛虎打線が爆発した。球団20年ぶりのクリーンアップそろい踏み5発で、王者を粉砕した。

 開始わずか数分で勝利の女神を振り向かせた。初回2死。3番・マルテが左中間席最前列へ2試合連発の4号先制ソロ。ベンチ前では弓を引くような決めポーズ「ラパンパラ」をナインと披露し「すごくいい瞬間でした」と笑った。3回には5号2ラン。来日3年目で初の2打席連発となり、新外国人のロハスが2軍で始動する中、再び存在感を示した。3回は続く4番・大山が右中間席に3試合ぶりの2号ソロ。6回には5番・サンズが6試合ぶりの6号ソロを逆方向に叩き込んだ。昨季セ4位タイの110発だった打線が20試合で両リーグ最多23発。年間164本ペースとなった。

 “吉兆データ”が止まらない。先制すれば開幕16連勝で本塁打が出れば同13連勝。マルテが打点を挙げれば昨季から7連勝。サンズが一発を放っても、1分け挟んで9連勝だ。極めつきは大山。打点をマークしたら昨季から1分け挟んで19連勝となった。「みんながいい打撃をしていますし、自分も流れに乗って打つことができました」と4番打者は相乗効果を口にした。

 6連勝中だった巨人を倒し、14年7月以来の7年ぶりの8連勝。4月中の貯金12到達は08年に並ぶ球団最多だ。矢野監督は「3、4、5(番)にこれだけホームランが出るとみんなが乗っていける」とたたえた。超強力な猛虎打線。“不敗神話”は終わらない。(中村 晃大)

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