【巨人】原辰徳監督、通算2000試合の日に…「一回も立ってねーじゃねぇかよ」サンチェスKOに苦言

1回2死、マルテ(手前)の左中間への先制ソロ本塁打の打球を見る原辰徳監督らベンチ(カメラ・竜田 卓)
1回2死、マルテ(手前)の左中間への先制ソロ本塁打の打球を見る原辰徳監督らベンチ(カメラ・竜田 卓)
原辰徳監督の年度別成績
原辰徳監督の年度別成績

◆JERAセ・リーグ 巨人5―10阪神(20日・東京ドーム)

 巨人が虎の一発攻勢に沈み、原監督の通算2000試合を勝利で飾れなかった。先発・サンチェスが3発を浴び2回0/3を5安打5失点で降板するなど、いずれもクリーンアップに計5発を被弾。連勝は6で止まり、首位・阪神に今季最大4ゲーム差に広げられた。2番手でプロ初登板のドラフト1位・平内は、サンズに一発は浴びたものの3回0/3を1失点と上々のデビューとなった。

 猛虎の勢いに完全にのみ込まれた。伝統の一戦第1ラウンドは、お株を奪われるような一発攻勢の前に完敗を喫した。19年5月15日以来となる阪神戦1試合5被弾で、今季ワーストの10失点。原監督は「カード初戦、クリーンアップに4本も5本も打たれているようじゃいけないよね。バッテリーコーチは何をしてるんだということだよね」と事前の情報戦、準備で劣っていた点を叱責(しっせき)。監督通算2000試合目を勝利で飾れず、連勝も6で止まった。

 及ばなかったとはいえ、意地は見せた。阪神のエース・西勇を相手に5点を追う苦しい展開の中、3回に松原の2ランで反撃を開始。さらに2死から梶谷が中前安打で出塁。リーグトップとなる6盗塁目を決め得点圏に進むと、岡本和がファウルで粘った末に10球目を中前にはじき返し、この回3点目をもたらす。「ああいう1点も大きかったよね」と、指揮官も執念でもぎ取った得点を評価した。

 5回にも1死一塁から坂本の二遊間後方へフラッと上がった飛球で一塁走者・松原が判断良くスタートを切り三塁を陥れたことで、続く梶谷の右犠飛が生まれた。一時は1点差まで迫った。得点を取った回は、下位打線がチャンスメイクして上位に回し、いずれも打つべき人がかえす。6連勝中に作り上げた打線の流れは継続したままとみていい。

 それだけに、先発・サンチェスが残念に映った。初回2死、マルテに浮いた直球を左翼席へ運ばれ先制点を献上。その後、大山、サンズに連続四球を与えた際には、際どい球をボールと判定されイライラを募らせた。切り替えられないまま2回にも近本に適時打を、3回にはマルテ、大山に2者連続弾を浴びてKO。指揮官も「立ち直るというのは、一回立ったことを言う。一回も立ってねーじゃねぇかよ」と自虐的に笑い「どういうふうにフォローしていいか分からないね」と断じた。3本柱の一角と期待される右腕が、2回0/3を5失点。6日の阪神戦(甲子園)に続き、同じ相手に自己最短タイの降板劇を繰り返した。

  まだシーズンは始まったばかりだが、虎の尻尾はすぐにつかめる距離にしたい。相手の力を認めた上で、原監督は「切り替えて、また明日ということ」と前を向いた。途中出場した増田大、重信、立岡は安打を放ち、広岡も犠飛と差し込む光はある。総力戦で、まず一つやり返す。

(西村 茂展)

試合詳細
1回2死、マルテ(手前)の左中間への先制ソロ本塁打の打球を見る原辰徳監督らベンチ(カメラ・竜田 卓)
原辰徳監督の年度別成績
通算2000試合以上指揮した監督
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