【古谷剛彦コラム・こちら日高支局】ホッカイドウ競馬開幕 コパノリッキー産駒が好発進

ホッカイドウ競馬の2歳戦「フレッシュチャレンジ」を制したコパノリッキー産駒のラブミードール
ホッカイドウ競馬の2歳戦「フレッシュチャレンジ」を制したコパノリッキー産駒のラブミードール

 約5か月間のシーズンオフを経て、21年のホッカイドウ競馬が4月14日に開幕した。無観客で迎えた昨年とは違い、事前申込で当選した324人のファンを迎え入れることができたのは何より。そして、開幕週には珍しく、2日間開催とも全12R制での施行。例年、シーズン当初は3歳以上の入厩状況が、2歳に比べて少なく、番組を組みづらかった。しかし、今年は古馬の頭数も確保でき、開幕日には2歳新馬戦も組めたことで、レース数を確保できた。

 地方競馬はレース数が1つでも多ければ、売り上げに大きく影響する。14日の売上額は、5億6249万3580円(計画比156%)、15日は6億5170万770円(計画比181%)と、関係者を驚かせる盛況だった。14日の売り上げの中で、インターネット投票で購買された分は、5億1920万2500円と、全体の約92%を占める。全国の競馬ファンが、ホッカイドウ競馬の開幕を待っていたことを物語る数字だろう。

 ホッカイドウ競馬と言えば、全国で最も早く2歳戦が行われる。今年も、開幕日に「フレッシュチャレンジ」が組まれ、新種牡馬の産駒が2頭出走し、熱い視線が注がれた。そして、新種牡馬・コパノリッキー産駒のラブミードール(牝2歳、北海道・角川秀樹厩舎)が1000メートルを1分01秒6で逃げ切り、世代最初の勝ち名乗りを上げた。母のハニーパイは、12年エーデルワイス賞の勝ち馬。両親から受け継ぐスピードを発揮し、息の入らない展開となりながら、後続に5馬身差をつけた内容は、高く評価できる。

 ラブミードールは、能検初日となる3月11日1Rに出走。0秒1差の2着だったが、本番で見事、先頭でゴールを駆け抜けた。「(コパノ)リッキーの子で最初に勝ちたかったので、狙っていた開幕の新馬を勝ててホッとしました。栄冠賞も楽しみです」と、応援に駆け付けていたDr.コパこと、小林祥晃オーナーも大喜びだった。

 コパノリッキー産駒は、20日までに19頭が能検に合格し、5頭が1着となっている。ゴールドアリュールの後継種牡馬では、すでにスマートファルコンとエスポワールシチーが重賞ウィナーを輩出し、安定した人気を誇っているが、コパノリッキーはそれ以上に馬産地での人気は抜群。21日の門別5Rに組まれている「フレッシュチャレンジ」にも、能検で非凡なスピードを見せたコパノカージナルス(牡2歳、北海道・田中淳司厩舎)と、ウルティマン(牡2歳、北海道・堂山芳則厩舎)の2頭が出走。仕上がりの早さをアピールし、リッキー人気を上昇させる可能性は高い。(競馬ライター)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請