【札幌】悪夢の残り10分3失点逆転負け…25周年記念試合で“祝勝”スルリ

逆転負けにピッチに倒れ込むJ1札幌の選手たち
逆転負けにピッチに倒れ込むJ1札幌の選手たち
横浜M戦の後半2分、倒れながらゴールを決める札幌FWアンデルソンロペス(手前左)
横浜M戦の後半2分、倒れながらゴールを決める札幌FWアンデルソンロペス(手前左)

◆明治安田生命J1リーグ第10節 札幌1―3横浜FM(16日・札幌ド)

 北海道コンサドーレ札幌は16日、横浜FM戦で1―3で敗れ、クラブ創設25周年記念のメモリアルマッチを飾ることはできなかった。0―0の後半2分にFWアンデルソンロペス(27)がCKから流れたボールを頭で合わせ、クラブJ1史上最長5戦連発、今季9得点目で先制。だが、後半35分、37分に連続失点、54分にはダメ押しの3失点目を喫し、悔しすぎる逆転負けとなった。

 祝勝ムードから一転、残り10分間の3失点で札幌ドームはため息に包まれた。平日夜に9222人が集った記念試合。1―3の激闘に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)は「試合を決定づけられない中で逆転負け。我々が劣っていたとは思わないが次につなげなければ」と懸命に前を向いた。

 序盤から互いが持ち味の攻撃サッカーを展開した。待望の先制は後半2分。DF福森晃斗(28)の左CKを在籍最長14年目を迎えたMF宮沢裕樹主将(31)がそらしDF金眠泰(27)の折り返しにAロペスが頭から飛び込んだ。札幌加入後19、20年のリーグ得点に早くも並ぶ得点ランク首位9点目。前半43分に決定機を逃した背番号11の“汚名返上弾”は98年バルデス(5戦連続8得点)に並ぶクラブJ1最長記録。「名を刻めたのはうれしい」。歴史を彩った多くの助っ人に負けないブラジル人FWの一発が、勢いを生んだはずだった。

ボールの行方を見ながら走る札幌MF荒野拓馬(右)
ボールの行方を見ながら走る札幌MF荒野拓馬(右)

 後半19分には負傷のMF高嶺朋樹(23)に代わり、MF荒野拓馬(27)が昨年11月清水戦以来のピッチへ。左腓骨(ひこつ)骨折と左足首じん帯損傷を乗り越えた背番号27が、勝利へ大きな後押しになるかに思われた。だが、後半35分、37分と自陣左サイドを崩され、連続失点。ロスタイムの後半54分には3失点目を喫し、無情のホイッスルが響いた。

 本拠リーグ3連勝中だったJオリジナル10・横浜Mに敗れ、リーグ3戦ぶり勝利は届かず。それでも04年はJ2最下位を味わい、周囲の支えも受けて、はい上がってきた札幌が攻撃的スタイルで強豪と渡りあえるまで成長したのは25年の歩みの証だ。下部組織から中心選手になった荒野は「節目の復帰はうれしいが負けたのが残念。次は勝利に貢献を」と力を込めた。この日の敗戦は、次の試合への糧にする。(川上 大志)

◆極楽・加藤 思い出のルヴァン杯決勝

 〇…小樽市出身の極楽とんぼ・加藤浩次(51)が札幌ドームに来場し、試合前にタレントの鈴井貴之(58)、野々村芳和社長(48)とトークショーを行った。25年間で印象に残った試合を問われ「2年前のルヴァンカップ決勝。会場で優勝カップが海を渡って北海道に来るかと思って見てたんだけど。あれは思い出深い」と懐かしんだ。今後のクラブに対しては「お金がないクラブはディフェンシブになりがちだが、コンサドーレはそうではなく、怖がられるようになったのは誇りだし重要。引き続き継承してほしい」と期待を込めた。

逆転負けにピッチに倒れ込むJ1札幌の選手たち
横浜M戦の後半2分、倒れながらゴールを決める札幌FWアンデルソンロペス(手前左)
ボールの行方を見ながら走る札幌MF荒野拓馬(右)
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