後楽園ホールが開館59周年 ラッシャー木村から男色ディーノまでの底なし沼…金曜8時のプロレスコラム

秋山準(左)が男色ディーノに脱がされそうになった
秋山準(左)が男色ディーノに脱がされそうになった

 プロレスの”聖地”と呼ばれる東京・後楽園ホールが16日、開業59周年を迎え、60年目の歴史が始まった。15日は新日本プロレス「Road to レスリングどんたく2021」で、IWGP世界ヘビー級王者・ウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)と前哨タッグマッチを戦った。16日は藤波辰爾(67)が主宰する「ドラディション」が長井満也デビュー30周年記念「DRADITION UPRISING2021」を開催する。

 後楽園ホールの歴史は深い。1962年4月16日にボクシングでこけら落とし。プロレスはジャイアント馬場時代の日本プロレスが1966年に初進出。1976年12月3日には国際プロレスでラッシャー木村VSジプシー・ジョーのIWA世界ヘビー級選手権が金網デスマッチで行われ、1982年には新日本プロレスが初の元日決戦としてアントニオ猪木がローラン・ボックと対戦。1987年1月14日の藤波辰巳(現・辰爾)VS木村健吾(現・健悟)ワンマッチ興行も伝説だ。全日本プロレスでは、年末恒例の世界最強タッグ決定リーグ戦入場式での大乱闘劇がお約束で、それは令和に引き継がれている。

 11日にはまさかの歴史が刻まれた。DDTプロレス「April Fool 2021」のメインイベントで、元全日本プロレス社長で三冠ヘビー級、GHCヘビー級のベルトを巻いたことのある秋山準(51)がKO‐D無差別級王者として、男色ディーノ(43)の挑戦を受けた。

 ディーノはトランクスを下げようとしたり、その中に手を入れる男色攻撃で秋山を混乱させ、男色クロー、高速ナイトメア、男色ドライバー、リップロック、ゴッチ式の真・男色ドライバーを見舞う。そしてTバック、アンダータイツまで脱ぎ去り、股間を隠した状態でリバースエビ反りジャンプ。これに対して秋山は、リストクラッチし股間に男色クローを決めてのエクスプロイダーで3カウントを奪った。

 こんなことが令和の後楽園ホールで起きるとは…。これが60年目への露払いなのか。

 秋山がしっかりと説明づけた。「馬場さんに教えられたのは相手のいいところを出して、それで討てと。とにかく何でもやるのが彼。その初心を忘れずに、彼がそういうスタイルだったら、そこにも踏み込まないといけない。そして最後は俺の技で勝った」

 1998年1月23日、60歳で後楽園ホールのリングに上がったジャイアント馬場さんが還暦宣言したことを思い出した。後楽園プロレスは底なし沼のように深い。(酒井 隆之)

秋山準(左)が男色ディーノに脱がされそうになった
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