【横浜FM】終盤3得点で札幌に逆転勝ち 東京五輪世代FW前田大然今季7ゴール目「なんとしてでも決めたいなと」

スポーツ報知
札幌・荒野(右)と並走する横浜M天野(カメラ・砂田 秀人)

◆明治安田生命J1リーグ ▽第10節 横浜FM3―1札幌(16日・札幌ド)

 横浜FMは札幌と敵地で対戦し、3―1の逆転勝利を収めた。後半2分にセットプレーで失点を喫するも、同35分にFWオナイウ阿道(25)が、同37分に東京五輪世代のFW前田大然(23)が得点を挙げ逆転に成功。試合終了間際にはFWエウベル(28)がダメ押し点でとどめを刺した。前田は今季7ゴール目で、得点ランキングは2位タイに浮上した。

 オナイウがMF天野純のアシストから左足で同点弾を決めた直後の後半37分。途中出場のMF水沼宏太の右クロスに「宏太くんが持ったときはあそこに信じてとびこむだけ」と前田が倒れ込みながら頭を合わせた。J1通算50試合出場の節目、4試合ぶりのゴールが決勝点となり「決めないとやばいっていうか決めないといけないって気持ちでいた。前に入るチャンスがあったので、なんとしてでも決めたいなと。チームとして3点取って勝てて良かった」。4月2勝目を挙げ、どこかホッとした表情も浮かべた。

 先月17日に肉離れで戦線を離れたが、今月3日の湘南戦(1△1)で復帰。6日のC大阪戦(1〇0)では、自身が持つJリーグの歴代記録を塗り替えるスプリント回数62回を達成した。この日はここまで全節先発出場を果たしていたFW仲川輝人が負傷で不在となり、右ウィングで出場。左ウィングのエウベルと流動的にポジションを入れ替えながら、攻守においてチームを支えた。

 途中交代の選手の活躍も光り、チームとしても終盤の約15分で3得点を奪って5試合ぶりの複数得点を記録。直近3シーズン敵地で白星のなかった相手から勝ち点3を奪い、開幕・川崎戦(0●2)以降の8戦無敗を継続して暫定3位に浮上した。「マリノスはみんなで戦う気持ちでやってるので、結果につながって良かった。上位にいくためにも大きなゲーム」とうなずいたエースストライカー。新型コロナの影響で来日が遅れていたヘッドコーチのジョン・ハッチンソン氏(41)も合流してこの日からベンチ入りした。個人としても、チームとしてもここからさらに勢いを加速させていく。

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