【大学野球】亜大が代打・後藤主将のスクイズでサヨナラ勝ち「絶対に失敗しない自信があった」

サヨナラスクイズを決めた後藤(右)と2失点完投勝ちの松本健
サヨナラスクイズを決めた後藤(右)と2失点完投勝ちの松本健

◆東都大学野球春季リーグ戦第3週第2日 ▽亜大3×―2駒大(16日・神宮)=延長10回サヨナラ=

 亜大はタイブレークに突入した延長10回裏、1死満塁から代打・後藤貴大主将(4年=神戸国際大付)が一塁前にスクイズを決め、サヨナラ勝ち(記録は内野安打)。駒大に2連勝し、3カードを終え、3勝3敗の五分に戻した。

 163センチ、65キロの小さな主将が、自信をみなぎらせて打席に入った。代打に送られる前、ベンチで生田勉監督(54)に「スクイズとエンドラン、どっちがいい」と聞かれ、「どちらでもいいです」と即答した。「どっちも、絶対に失敗しないという自信が持てるまで練習してきた」からだ。

 1ボールからの2球目、サインはスクイズだった。これをファウルにしたが「失敗することは頭になかったです」。続く3球目を一塁前にきっちりと転がした。卓越したキャプテンシーを買われて主将を任されているが、昨秋までリーグ戦出場はなし。今季もここまで3試合に出場していたが、6打席でノーヒット。これがうれしいリーグ戦初安打となったが「初ヒットというよりも、やっとチームに貢献できたという気持ちの方が強いです」。主将らしく、チームの勝利を喜んだ。

 アジア野球の真骨頂を見せた。今年は平内(現巨人)、内間(現楽天)の2枚看板が卒業。打線も大砲不在でバントや機動力を駆使して1点をもぎ取る野球を実践している。生田監督は「バントやスクイズができない選手は使わないという約束になっている。バントやエンドランの練習をみんなでやっているし、できて当たり前と思っている」という。

 その代表格の後藤は「全体練習だけじゃなく、個人練習でもやってます。2時間くらいバントしかしない日もあります」。指揮官も「後藤はバント要員で入れてる。本人も『ここで失敗したら2度と(チャンスは)ない』と思ってやってるはずだし、ウエストされても決めてくれるという信頼関係ができている」とうなずいた。

サヨナラスクイズを決めた後藤(右)と2失点完投勝ちの松本健
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