【無良崇人の目】羽生結弦、世界選手権より演技全体に勢い

男子SPで2位となった羽生(代表撮影)
男子SPで2位となった羽生(代表撮影)

◆フィギュアスケート ▽世界国別対抗戦 第1日(15日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ羽生結弦(26)=ANA=が今季自己最高の107・12点をマークし、2位だった。宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=はミスが重なり77・46点で9位。世界選手権金メダルのネーサン・チェン(21)=米国=が109・65点で1位。大会は男女シングル、ペア、アイスダンスの順位点で争い、日本は初日を終え3位。ロシアが首位発進した。

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 今季最後の実戦の場である国別対抗戦の位置づけは、来季の北京五輪シーズンに向けて、3月の世界選手権で得た課題をどこまで出せるかになります。男子SPで2位発進した羽生選手も課題を持って出場しました。得点は今季ベストの107・12点。106・98点で首位発進した世界選手権よりも演技全体に勢いがあり、躍動感のある印象のプログラムでした。3回転半ジャンプでは跳ぶ前のステップでひっかかりがありましたが、他のジャンプの安定感は世界選手権よりも良く、体の動きについても昨年12月の全日本選手権よりも軽さがあるように見えました。

 フリーに向けての課題は、本人も「一つ一つ全然自分らしくないジャンプが続いた」と振り返っていたように、悪かったイメージを払拭(ふっしょく)して今季を終わらせてほしいと思います。選手の気持ちとしては失敗が続くイメージは残したくないもの。良いイメージをつかみ来季に向かってほしい。(14年四大陸選手権優勝)

【国別対抗戦】男子SP

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