【日本ハム】宮西尚生、登板前はトイレの個室にこもって精神統一…連載「中継ぎの流儀・勇往邁進」

今季は5試合に登板し、1勝1敗3ホールドの日本ハム・宮西
今季は5試合に登板し、1勝1敗3ホールドの日本ハム・宮西

 日本ハム・宮西尚生投手(35)が15日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」で今季から採用された「9回打ち切り」の新ルールやブルペンでの準備についての考えを語った。また開幕から苦境が続くチームについては「何かのきっかけで流れは変わる」と思いを明かした。

* * *

 今シーズンから採用された9回打ち切りはファイターズにとっては大きいと思います。延長にいけばいくほど、勝ち試合で投げる投手が多いチームが有利です。今年のブルペンは若くて経験の少ない選手が多いので、僕たちにとってはありがたい。そこをプラスに生かしてやるしかないですね。

 投手をつぎ込んでいけるからこそ、色々な場面で登板する可能性も増えます。終盤に僅差で負けていてもそこを抑えたらチャンスがくるかもしれない。なので、勝ちパターンの投手で勝負する可能性もあるので、そこはベンチの意図を理解して準備をしていきたいです。

 ブルペンの準備の仕方は人それぞれです。僕は入る前に攻守どちらかの1イニング、トイレの個室にこもり、目、耳から入る情報を全て遮断して精神統一します。これはルーチンではなく試合に入るまでの作業の一環ですね。登板に向けては1回作りで15球以内で肩を作ります。作る前にキャッチボールをする選手もいますが、肩は消耗品なので投げすぎてしまうとシーズンを乗り切れない。もっと言えば、1、2年で終わってしまうこともあります。

 肩を温める上では大事ですが、中継ぎは毎日準備するので極端にいえばブルペンで投げなくても試合で投げられると思います。感覚は忘れないものですから。それでも不安だから投げてしまう。投げることで自分を納得させる材料がほしいんです。そうではなく、ブルペンで気持ちをどう作って試合にいくかが大事。なのでメンタルの部分を鍛えることが必要だと思います。

 心の準備ももちろん、体のメンテナンスの仕方などについての知識も持っていないといけません。僕は若い時に建山(義紀)さんや(武田)久さんから貪欲に色々なことを聞きにいき、引き出しがたくさん増えました。若い時は体が動くので気がつかないですが、今の若い子には、調子がいい時こそ色々な人に話を聞いて、そういう部分にも興味を持ってほしいですね。

 最後にチームは開幕してからなかなかリズムをつかみきれずにスタートしました。でも、ここをどう乗り切れるかが大事です。何かのきっかけで流れは変わると思います。そう信じて、僕も左腕を振っていきたいと思います(宮西 尚生)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請