元関脇・琴勇輝が引退 両膝が限界、場所前にも手術「相撲を取れる状態じゃなかった」と佐渡ケ嶽親方

スポーツ報知
琴勇輝

 日本相撲協会は14日、元関脇の幕下・琴勇輝(30)=佐渡ケ嶽=の現役引退と、年寄「君ケ浜」の襲名を発表した。引退会見の日時は未定としている。

 電話取材に応じた師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)によると、全休した春場所前に膝の手術を受けていたという。「稽古ができるまで回復していなかった。思うような相撲を取れなかったというのもあって、引退したいということだった」と説明した。

 琴勇輝は昨年11月場所前に、左膝の内視鏡手術を受けた影響で同場所を全休した。十両に転落した初場所も11敗を喫し、春は幕下に番付を落としていた。20年の7月場所では右膝の半月板を損傷するなどし、手術も数回行っていたという。

 幕下陥落後から、進退については話し合いを重ねていたと言い「やれることはやってと言っていたけど、相撲を取れる状態じゃないので本人は引退したいということだった」。最高位は関脇。「やっぱり気持ちで相撲を取る子だった。(16年春場所で)日馬富士を倒したり、そういう相撲を取れたので。いずれ大関に上がるかなと思っていたけど、ケガに泣かされた」と師匠は残念がった。

 今後は部屋付きの親方として、後進の指導にあたる。すでに稽古場では若い衆に指導を行っていると言い「さみしさはあるでしょうけど、今は普通にやっています」。親方としての今後については「うちも突き押し相撲が何人もいるので。その子達に、今までの自分の突き押しの姿を教えてほしいと思う」と期待を込めた。

 ◆琴勇輝 一巖(ことゆうき・かずよし)本名・榎本勇起。1991年4月2日、香川・小豆島町生まれ。30歳。佐渡ケ嶽部屋。小豆島高を中退し、2008年春、初土俵。11年秋、新十両。13年初、新入幕。16年夏場所は新関脇。幕内成績は207勝229敗59休。殊勲賞1回、金星1個。身長175・6センチ、体重180・7キロ。得意は突き押し。

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