【西武】平井克典、パ唯一の開幕3連勝「中継ぎを経験している。しんどさも分かるので、1イニングでも長い回を」

7回1失点で3勝目を挙げた平井
7回1失点で3勝目を挙げた平井

◆パ・リーグ ロッテ1―2西武(11日・ZOZOマリン)

 “先発1年生”が勝利を呼び込んだ。今季から先発に転向した平井が7回5安打1失点。ここまでリーグ唯一、開幕から負けなしの3連勝を飾った。

 この日は「一番調子がよかった」と、140キロ台の直球と得意のスライダーを中心にコースをフルに使い、8奪三振。3回に連打で先制点を与えたが、6回まで無四球とリズムは崩さなかった。自己最長7回を投げ切り、「中継ぎを経験している。しんどさも分かるので、1イニングでも長い回を」と、先発の役目を果たした。

 16年のドラフト5位で入団し、中継ぎ一筋でブルペンを支えてきた。リーグ優勝した19年には、「勝ちパターンの一角」としてシーズン最多の81試合に登板し、リーグ記録更新。昨季はチーム事情で4試合に先発しているが、今季はプロ入り当初から志願していた先発挑戦にゴーサインが出た。初の先発調整にも、「キャンプでしっかり準備ができて、いいスタートを切れている」。例年より多めの投げ込みで体力をつけ、「全身を使って足を上げて投げた方が、足の負担も少ない」と、ワインドアップに変更。試行錯誤でローテ枠をつかんだ。

 原動力は家族。19年オフに第1子の長男が誕生した。初めての子育てに苦労する日々だが、疲れを感じないほどの溺愛ぶり。夜中に起こされることもしばしばだが、「おむつ替え、めっちゃ得意。まじでかわいい。頑張らんと」。スマホで、すやすやと眠る息子の待ち受け画面を見つめながら、覚悟を強くした。

 チームは故障者続出ながらも接戦を制してカードを勝ち越し、貯金3。修羅場をくぐってきた右腕は家族の存在を力に、手負いの獅子軍団を支えていく。(森下 知玲)

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