◆第81回桜花賞・G1(4月11日、阪神競馬場・芝1600メートル=良)
牝馬クラシック第1弾は、吉田隼人騎手が手綱を執った2番人気のソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)が無傷の5連勝で1冠目を制した。勝ち時計の1分31秒1は阪神のコースレコードで、白毛馬初のクラシック制覇を達成。次走の候補に挙がるオークス・G1(5月23日、東京・芝2400メートル)で昨年の3冠牝馬デアリングタクトに続く無敗制覇を飾るか注目が集まる。
首差の2着に1番人気のサトノレイナス(クリストフ・ルメール騎手)が入り、さらに半馬身差の3着は8番人気のファインルージュ(福永祐一騎手)が続いた。
吉田隼人騎手(ソダシ=1着)「最高に気持ちいいです。馬場に入ってからゲートに向かって行くときも、そこまで嫌々してなかったし、ゲート裏で回っているときの雰囲気もこないだより良かったです。厩舎スタッフのおかげで、いい感じで挑めました。道中も形が決まってからは馬と呼吸を整えて、手応え十分でした。周りを確認する余裕もありました。これだけ高速馬場だったので、ちょっと分が悪いかなと思いましたが、ホントに馬の力に助けられました。最後はサトノレイナスが見えて、何とか我慢してくれと思いました。プレッシャーはありました。周りからも話題だけで本当に強いのかという感じで見られていたので、何とか見返してやろうと。本当に実力をつけてくれて、思っている以上に成長してくれていると思います。今のところお利口さんに競馬できているので、(距離も含めて)可能性は無限大にあると思います。ジョッキーになって、クラシックに挑戦することはありましたが、これだけの馬に乗せてもらって挑むことは光栄ですし、それでしっかり結果を出せたことは僕の財産にもなります。これからも期待を裏切らないように、人馬ともにさらに頑張ります」