小池祐貴、東京五輪は「100メートルでメダルを」 今季初戦は追い風参考で10秒04

スポーツ報知
小池祐貴

◇出雲陸上 最終日(11日、島根・浜山運動公園陸上競技場)

 特別レースの男子100メートル決勝で、小池祐貴(住友電工)が4・0メートルの追い風参考ながら10秒04をマークして優勝した。多田修平(同)が10秒08の2位。予選を全体トップの10秒35で通過したケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は、左太ももの違和感のため、決勝を棄権した。

 小池が、五輪イヤー初戦を手応えとともに滑り出した。4メートルの強い追い風の中、転倒しないように気をつけながら10秒04で駆け抜けた。「初戦なので、90点はあげていいかな。技術的にも冬の成長を確認できて良かった。(東京)五輪では100メートルでメダルを目指して頑張りたい」と宣言した。

 小池は、自己記録9秒98を持つ100メートルに加え、200メートルでも東京五輪参加標準を突破している。五輪は2つの選択肢から、より激戦の100メートルを選んだ。「競技人口から言っても、100の方が勝つのは難しい。難しい方にチャレンジしていきたい」という思いがある。直近のドーハ世陸では、100メートル決勝のメダル圏内(3位)のタイムは9秒90。小池の自己ベストより0秒08、あと80センチほど先の世界だ。「レベルアップすればメダルに届くな、というのが見えたので、目標として口に出せる」と自信をにじませた。

 今季に向け、筋出力を維持したまま体重を4キロほども落とし、「適正体重かな」という72キロ前後で迎えた。「走りや接地の感覚も軽い。その分、より丁寧に走るようにしている」。桐生祥秀(日本生命)に並ぶ9秒98を出して脚光を浴びた2019年シーズンとは「全く違う走り」に進化して、勝負の東京五輪イヤーを迎えている。

 最大3枠の五輪代表争いでは、日本選手権(6月)で3位以内に入ることが大きなステップとなる。次戦は織田記念国際(29日、広島)の100メートルに臨む予定。「本来の走りができている。気温が暖かくなれば、手応えもある。本数を重ねれば、いいタイムも出ると思う。(9秒)90くらいを出す実力を持って五輪へ向かいたいので、そのあたりの力がつけばいい」と見据えていた。

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