【川相昌弘の眼】阪神・中野拓夢はミート率高く守備にも安定感

9回1死一、三塁、二盗を決めた中野拓夢
9回1死一、三塁、二盗を決めた中野拓夢

◆JERAセ・リーグ DeNA0―4阪神(10日・横浜)

 中野は攻守にいい働きだった。打撃の長所は、スイングの際、トップの位置から無駄な動きがなく、ミート確率が高いこと。5回に浮いたナックルを基本のセンター返しで安打にした。だめ押し点がほしい9回1死二、三塁は、三塁走者のギャンブルスタートの予測がつく打席で、右方向にゴロを打てば、本塁返球を受けた捕手が走者に追いタッチとなる場面。中野は低めスライダーを一、二塁間寄りの二塁前にゴロを転がし、4点目を生んだ。

 守備も試合を重ねるにつれて良くなっている。私が臨時コーチを務めた今春キャンプの序盤はミスが目立ったため、「ボールに対して、やや衝突気味に捕球している」と伝えた。そこからは彼の努力で、今はグラブを低い位置から出して捕球する意識があり、ステップも慌てていない。基礎を築き、送球も安定している。

 木浪、山本に加えて、二遊間に打撃力のある中野が先発起用できれば、首脳陣の起用法に幅が出る。すでに、好調のチームを支える重要なピースといえる。(スポーツ報知評論家)

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請