【日本ハム】宮西尚生、今季初の3連投で1勝「投げたいという気持ちがあった」

8回から登板した宮西尚生(カメラ・義村 治子)
8回から登板した宮西尚生(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス2―5日本ハム(10日・京セラドーム大阪)

 日本ハムの宮西尚生投手(35)が、今季初の3連投で栗山監督の球団歴代最多となる監督通算632勝目に花を添えた。10日のオリックス戦(京セラD)に同点の8回から登板し、1回を1安打無失点。9回に打線が勝ち越し、今季初勝利を挙げ、節目の勝利に貢献した。

 魂を込めた1球で、最高のシナリオを完結させた。宮西は同点で迎えた8回から登板。1死から安打を許したが、中川を外角直球で併殺打に仕留めた。今季初の3連投だったが「投げたいという気持ちがあったので、そこでしっかり結果を出せたので良かった」と振り返った。

 宿命を受け止め、力に変えた。6連敗中で迎えた8日のソフトバンク戦(札幌D)では、1点リードの8回から登板したが、まさかの3失点。逆転を許して敗戦投手となった。あの場面を「チームの勝ちを消したというのは、ずっと背負っていかなければいけないのがリリーフの宿命。振り切れることはないですし、久しぶりに寝られないくらい悔しかった」。

 それでも9日のオリックス戦では同じ場面で無失点でホールドを記録し連敗脱出に貢献。そして、この日は試合前に昨年はなかった3連投の打診を首脳陣から受けると「いきます」と即答。危なげない投球が9回の打線の勝ち越しを生んで勝利投手となり、入団から14年連続で白星も記録した。

 この1勝で栗山監督は球団歴代最多となる監督通算632勝目。宮西は指揮官の就任1年目の12年から勝ち試合で登板を重ねてきたが、今でも覚えているのが15年のこと。不調で救援失敗が続いても、勝利の方程式として送り出してくれた。

 勝ちパターンから外してもらおうと監督室に足を運んだが、そこでは同じく方程式を形成した増井も含めて「2人でやられたら仕方ない。俺にとっては関係ない。投げてくれればいい」と伝えられた。

 「その言葉があったからここまで来られた。絆じゃないですけど、監督のためにやってやるという気持ちがすごくあります」

 11日の試合で4連投の可能性はあるか聞かれると「行けと言われたら行くし、気持ちは切らない」。強い覚悟を胸に、背番号25がチームのために今年も左腕を振る。(後藤 亮太)

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