静岡県熱海市は10日、同市の自宅で4日に95歳で死去した脚本家・橋田壽賀子さんの功績をたたえ、名誉市民の称号を贈った。
市によると、橋田さんは創作活動の拠点として長年熱海で暮らし、市の文化振興や情報発信にも貢献してきた。亡くなる以前から贈呈を決めていたという。この日に市役所で開いた式典では、橋田さんの秘書が表彰状などを受け取った。
市は、葬儀などを一切行わないでほしいという橋田さんの遺志を尊重し、市葬や市主催のお別れ会を開催するかどうかは関係者と相談して決めるとしている。