【阪神】10勝12球団一番乗り…初先発の中野拓夢が初盗塁初打点、ピンチも救って走攻守キラリ!「やれるんだな、とすごい自信になりました」

5回1死、中前安打を放った中野拓夢
5回1死、中前安打を放った中野拓夢

◆JERAセ・リーグ DeNA0―4阪神(10日・横浜)

 野球勘が働いた。1―0の7回2死一、三塁。初スタメンの遊撃・中野は二塁ベース寄りにポジションを取った。戸柱の痛烈な打球はほぼ正面へ。普通の守備位置ならセンター前に抜けそうなライナーをつかみ捕った。「ある程度は(コーチに)言われていた部分もあったんですけど、スイングなどを見ながらこの辺に来そうだなと自分の勘を頼りにして。狙い通りでした」。新人の守備がチームを14年以来7年ぶりの両リーグ一番乗りの10勝に導いた。

 打っても、5回に中前打で2試合連続安打。9回1死二、三塁では低めの変化球に食らいついて二塁にゴロを転がし、プロ初打点をマークした(野選)。直後には初盗塁も決め「やれるんだな、とすごい自信になりました」とドラフト6位ルーキーは胸を張った。

 3本塁打と規格外の怪物ドラ1佐藤輝だけじゃない。球団史に残る新人の“当たり年”だ。開幕時にルーキー3人が1軍登録されたのは01年以来、球団20年ぶり。開幕ローテの一人として5戦目で登録された伊藤将を含めると、80年以降では球団初の新人4人が開幕1軍の切符を手にした。伊藤将は球団新人初の巨人戦初登板で初勝利をマーク。ドラ8右腕・石井大も救援で非凡な球威を見せている。

 ルーキーたちの台頭もあって、阪神は3カード連続の勝ち越し。先制した試合は10戦10勝の勝率100%で、貯金を最多の6とした。矢野監督は「何でも一番乗りはうれしい」と最速10勝到達に頬を緩めた。右投手の際に遊撃で起用していた木浪が前日2失策。好調な打撃を買って起用した中野の走攻守での活躍に「足がよく動いていたし、打撃はいいポイントで打つ。明日も使ってみようか」とスタメン継続を明言した。(中村 晃大)

 ◆中野 拓夢(なかの・たくむ)1996年6月28日、山形県天童市生まれ。24歳。日大山形では2年夏に甲子園4強、2年秋から主将。東北福祉大では4年時に全日本大学選手権優勝。三菱自動車岡崎では19年に社会人日本代表。昨年のドラフト6位で阪神に入団。171センチ、69キロ。右投左打。年俸800万円。

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