【巨人】原監督「あと一本が一番問題」無死一、二塁3度作るも今季2度目の完封負け

6回無死一、二塁の好機で二飛に倒れた岡本和(投手・大瀬良、捕手・会沢=カメラ・泉 貫太)
6回無死一、二塁の好機で二飛に倒れた岡本和(投手・大瀬良、捕手・会沢=カメラ・泉 貫太)
7回2死満塁、遊ゴロに倒れた梶谷(一塁手・坂倉)(カメラ・泉 貫太)
7回2死満塁、遊ゴロに倒れた梶谷(一塁手・坂倉)(カメラ・泉 貫太)
7回無死一、二塁、菅野(左)をそのまま打席に送り出す原監督(カメラ・中島 傑)
7回無死一、二塁、菅野(左)をそのまま打席に送り出す原監督(カメラ・中島 傑)
開幕からの勝敗と安打数
開幕からの勝敗と安打数

◆JERAセ・リーグ 広島2―0巨人(9日・マツダスタジアム)

 巨人打線がまたもや沈黙した。広島の2点リードで迎えた7回2死満塁で3番・梶谷が遊ゴロに倒れるなど、好機を作りながらあと一本が出ず。11試合連続の3得点以下&1ケタ安打で、今季2度目の完封負けとなった。脚部の違和感を訴え3月26日の開幕戦(対DeNA)以来の登板となった菅野は7回4安打2失点と粘投したが、援護に恵まれなかった。

 最後まで、本塁が遠かった。2点を追う8回2死一、二塁。一発が出れば逆転の期待をかけられた広岡の打球は、三塁手正面のゴロとなった。そのまま三塁を踏まれて万事休す。今季2度目の完封負けに、原監督は「最後の詰めの部分だろうね」と決定打を欠いたことを悔いた。

 再三の好機は作った。5回を除いた8イニングで毎回出塁。そのうち6度が回の先頭打者を出し、無死一、二塁も3度あった。だが、7回に犠打を決めた菅野を除いて、2回は重信が、6回は岡本和が凡退し、走者を進めることができないなど、拙攻を繰り返した。残塁は今季最多の11。原監督は「あと一本が一番問題ではある」と課題を指摘した上で「しかし、だいぶ動き始めたよ」と好機を作り続けた点に光を当てた。

 指揮官の言葉通り、岡本が10試合ぶりのマルチ安打をマークするなど明るい兆しを見せ始めた。一方で、もう一人、本来の調子を取り戻してほしいのが梶谷だ。7回2死、直前の坂本が申告敬遠されて満塁となって打席が巡ってきたが、ボテボテの遊ゴロに倒れて天を仰いだ。

 広角に打てる高い技術はあるが、やはり最大の魅力は痛烈に引っ張れるパンチ力。各球団もそこを警戒し、外角攻めを徹底されて現状は苦しんでいる。6回に一、二塁間をしぶとく破る安打こそ放ったが、まだ本来の打球が続いてこない。元木ヘッドコーチは「FAで来て、重圧も感じていると思うし、いろいろ大変だと思うけど、これを乗り越えていかないと。それで終わるはずもないし、本人が一番悔しいと思うからね」と復調を信じる。打率は1割8分。1番なら出塁を、2、3番なら好機拡大や走者をかえす。梶谷が打線の潤滑油として機能した時、破壊力は本物になる。

 これで11試合連続3得点以下。93年6月30日から7月14日までに記録した12試合の球団ワースト記録にあと1試合となった。走者を背負えば相手投手は当然、ギアを入れ替えたり、慎重に投球するもの。そこで打ってこそ勝負に勝てるし、男になれる。「だいぶ動き始めた」と原監督が2度言うように、“胎動”は感じる。一気に産声を上げてほしい。(西村 茂展)

試合詳細
6回無死一、二塁の好機で二飛に倒れた岡本和(投手・大瀬良、捕手・会沢=カメラ・泉 貫太)
7回2死満塁、遊ゴロに倒れた梶谷(一塁手・坂倉)(カメラ・泉 貫太)
7回無死一、二塁、菅野(左)をそのまま打席に送り出す原監督(カメラ・中島 傑)
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