【巨人】炭谷銀仁朗、今季初スタメンで好リード…高橋優貴の好投アシスト

今季初の先発出場で完封勝ちに貢献した炭谷(右から2人目)が笑顔でナインとタッチを交わす(カメラ・泉 貫太)
今季初の先発出場で完封勝ちに貢献した炭谷(右から2人目)が笑顔でナインとタッチを交わす(カメラ・泉 貫太)

◆JERAセ・リーグ 阪神0―3巨人(8日・甲子園)

 攻守両面で仕事をきっちりと果たした。今季初スタメンマスクをかぶった炭谷が、貴重な追加点をもたらした。1点をリードして迎えた4回1死満塁。秋山の高め直球を捉えた一打は、背走する中堅手・近本に捕られたが、犠飛には十分過ぎる飛距離だった。「出た時に自分のやれることをやろうと思っているだけです」。ベンチの祝福に応えた時だけ、表情を緩めた。

 配球面でも経験豊富なベテランらしさを存分に発揮した。「右の内角がナチュラルに滑っていた。力があるうちに突っ込んでおいたら楽かなと」。先発・高橋の直球が、右打者の内角へ“真っスラ”気味に食い込むこの日の状態を利用し、序盤から右打者の内角を要求。十分に内を意識させた中盤以降は外のスクリューを振らせて、高橋を支えた。

 これまでの11試合でスタメンマスクの大城がこの日は「5番・一塁」で先発。その理由を、指揮官は「打線に活を入れるという考え方だね。捕手としての彼がどうこうとかではなくてね。攻撃面を含めた今の状況では彼が一塁を守って、5番を守る方がいい選択だろうと」と説明。クリーンアップとして起用する大城の負担を減らすため、マスクを炭谷に任せた。

 布石も前日に打っていた。1―7で敗れた7日の一戦で、炭谷を8回裏から6試合ぶりにマスクをかぶらせ、9回には今季初打席にも立たせた。「きょうのスタメンを、あの時点で決めていたということだね」と原監督。同時に7回の裏からは大城に20年8月以来の一塁も経験させておいた。全てに意味がある采配だった。

 丸、中島、若林、ウィーラーの主力4人が新型コロナの陽性判定を受けて離脱している現状を「緊急事態」と表現する中で、捕手以外にも坂本を2番、梶谷を3番と組み替えたり、模索する日々。連続3得点以下は10試合に伸びた。「日替わりのように打線が変わるのも決していいことではない。少なくとも中心打者くらいまではきちっと腰を据えて(戦えたら)ね」。原監督は、ドシッと構えていられる本来の打線の姿を待ち望む。(西村 茂展)

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