日本ハムの中田翔内野手(31)が7日のソフトバンク戦(札幌D)中にベンチ裏で転倒し右目付近を強打した影響で8日の同戦の先発を外れた。5回の第3打席に好機で空振り三振後、6回守備から途中交代。ベンチでバットをたたき折った後、ベンチ裏でつまずいたという。栗山英樹監督(59)は珍しく語気を強め言い放った。
「けがしてどうするんだって話だよ。いなくなるのは、なしだろ! 責任を果たしていないだろ!」
前夜は言葉数少なだった指揮官の怒りは、一晩たっても収まらずさらに続けた。
「打てなくてイライラしてたんだろうな。つまずいて、顔をぶつけて。トレーナーが目がどうのこうの言いやがったから、アッタマきて。『もう代えるぞ』って言った」
中田は8日の試合前練習に右目を腫らして現れた。打撃練習は参加したが、軽打のみ。ベンチで怒りをあらわにした行為にも、指揮官は怒り心頭だった。
「後ろでやれって言った。こんだけ負けてて悔しさが出ないのはおかしいけど。でも見ている人たちで不愉快な人たちもいるわけだから。自分の仕事がうまくいかなくて、怒っていい仕事なんてねえよ!」
今後の起用は状態を見ながら判断する。