【巨人】お待たせ!坂本勇人「伝統の一戦」で今季1号 巨人歴代10位タイ阪神戦31発目

1回1死、左中間へ先制のソロ本塁打を放つ坂本勇人(カメラ・泉 貫太)
1回1死、左中間へ先制のソロ本塁打を放つ坂本勇人(カメラ・泉 貫太)
1回1死、先制の中越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする坂本勇人(カメラ・中島 傑)
1回1死、先制の中越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする坂本勇人(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 阪神0―3巨人(8日・甲子園)

 巨人・坂本が初回、バックスクリーン左へ待望の1号ソロ。8回途中まで2安打無失点と好投した先発の高橋を援護する一発は、2021年最初の「伝統の一戦」3連敗を阻止する決勝弾となった。今季初の2番起用に応えた主将は阪神戦の通算本塁打を31とし、球団歴代10位タイに浮上した。

 勝ちたい―という強い思いがバットに乗り移った。坂本の高く舞い上がった打球は長い滞空時間を経てバックスクリーン左へ着弾。ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、ベンチではチームメートに向かって歯を食いしばりながら拳を握った。「まず先制点が取れたのは良かった」。初回1死。先発右腕・秋山の内角に来た真っすぐを振り抜き、今季1号を放った。12試合、45打席目で生まれた待望の一発。これで08年から14年連続本塁打となった。

 今季目指す“メジャー打法”を体現した。昨オフから「できるだけ無駄をなくしシンプルに。小さい動きの中で、パワーを発揮すること」に重点を置いて打撃練習に取り組んだ。参考にしてきたのは米大リーグで活躍する強打者たち。「そういう打撃をしている人が多い。あっちの人たちのパワーというのを僕じゃ生み出せないのかもしれないけど。高いレベルの技術を目指して、少しでも近づければ」と世界最高峰のプレー集を見て研究を重ねた。

 もちろん体格も環境も異なることは承知だが、世界最高峰のプレーを目指す姿勢は変わらない。全ては「いい投手たちを打つために」。遠くへ飛ばそうとするほど体は大きく使いがちだが、「インパクトまではできるだけ小さい動きの中で、(捉える瞬間に)爆発させたい」。ティー、ロングティー、フリー打撃などではコンパクトに強くバットを振った。まさにその言動を表したアーチとなった。

 この日は前日の梶谷に代わり今季初めて2番でスタメン出場。「どんな試合でも先制点が重要になってくる」と説いていた背番号6が7戦ぶりの先取点をもたらし、チームに活を入れた。連敗を止めたが、打線は10試合連続3得点以下と本来の姿ではない。原監督は「いい兆しは出ていると思います。まあ、こんなものではないのでね」と主将の一発に続くように、ナインにさらなる奮起を促した。

 チームは丸、ウィーラー、若林らが新型コロナ陽性で離脱、危機的状況だ。坂本も昨季、開幕直前にコロナ感染し、ぎりぎり開幕1軍でスタートしたものの序盤は打撃不振に苦しんだ。「チームにはすごく迷惑をかけた」という悔いがあるだけに、今こそ仲間たちの思いを背負いチームを引っ張るつもりだ。「1本でも大きいのが打てたら」。宿敵・阪神相手の3連敗を阻止した貴重な一発をきっかけに打ちまくる。(小林 圭太)

試合詳細
1回1死、左中間へ先制のソロ本塁打を放つ坂本勇人(カメラ・泉 貫太)
1回1死、先制の中越えソロ本塁打を放ちナインとエアグータッチをする坂本勇人(カメラ・中島 傑)
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