【松田丈志の目】瀬戸大也も萩野公介もこのタイムではメダルは到底取れない

五輪代表に内定し瀬戸大也と笑顔で健闘をたたえ合う萩野公介(左)(カメラ・竜田 卓)
五輪代表に内定し瀬戸大也と笑顔で健闘をたたえ合う萩野公介(左)(カメラ・竜田 卓)

◆競泳 日本選手権兼東京五輪代表選考会 第6日(8日、東京アクアティクスセンター)

 萩野選手は、モチベーション的にもコンディション的にも苦しい時期を乗り越えて、個人種目の代表権を勝ち取ったのは素晴らしいと思う。リオ五輪からこの5年、同じく紆余(うよ)曲折のあった瀬戸選手と久しぶりに日本選手権で競り合い、ともに出場権を取れたのも良かった。

 ただ、2人ともこのタイムではメダルは到底取れない。萩野選手は最初の50メートルのバタフライが課題だ。自身の日本記録(16年)のタイムと比べると約1秒遅かった。バタフライは手と足の動作のタイミングと推進力のバランスが重要なので、そこを修正していく必要がある。得意の背泳ぎで瀬戸選手を抜き、平泳ぎでもリードしたが、最後の自由形でかわされた部分では持久力強化も課題といえる。萩野、瀬戸両選手ともに細かい課題はそれぞれあるが、2人とも残り3か月、もっと練習しないといけない。

 池江選手が優勝した女子100メートル自由形はリレーメンバー4人が出そろった。池江選手はすでに日本のエースとして戻ってきた雰囲気が漂っている。他の3人も心強いだろうし、本番まで伸びしろがあるメンバーなので、まずは決勝進出を目指してほしい。(北京、ロンドン五輪男子200メートルバタフライ銅メダリスト)

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