五輪日本代表にワクチン優先接種へ…政府方針一転で批判必至 6月末までに2回 

オリンピックモニュメント
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 政府は東京五輪・パラリンピックに出場する日本代表選手を対象に、新型コロナウイルスワクチンの優先接種を可能とする方向で検討に入った。政府関係者が7日、明らかにした。6月下旬までに2回の接種を終わらせる日程を想定。近く日本オリンピック委員会(JOC)や日本パラリンピック委員会(JPC)などとの調整を本格化させる見通しだ。政府や組織委員会はこれまで「ワクチン接種を前提としない」と徹底した検査と接触機会削減、水際対策などで開催を考えてきたが一転、選手優先接種となれば批判は避けられない。

 日本国内では変異株が猛威をふるい始め、感染が再拡大している。選手のワクチン接種は「安心、安全な大会」への一歩ともいえるが、接種のタイミングが大きな問題だ。現在、政府はワクチンの優先接種の順位を、医療従事者、高齢者、持病のある人と定めている。五輪選手に接種する場合、7月23日の開会式までに体調不良などの影響を防ぐため、今月12日から開始する高齢者分が終了する前に接種を開始することになりそうだ。

 避けたいのは批判の矛先がアスリートや五輪に向くことだ。対象を全選手にするか、競技を絞るかは調整中。選手と接触する機会が多いコーチらに対象を広げて対象人数が大幅に増えた場合、世論の理解を得られない可能性もあるとして、慎重に検討を進める。官邸筋は、複数回のPCR検査などで選手への対策は万全としつつ「濃厚接触する競技もあるのでワクチンを打つ必要があるのではないか」と述べた。

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