釣って楽しい食べて美味しい渓流釣りにGO…岡山・梶並川「右手養魚センター」

のどかな風景が広がる「右手養魚センター」の釣り場
のどかな風景が広がる「右手養魚センター」の釣り場
釣ったニジマスを手に笑顔の大久保正太郎くん
釣ったニジマスを手に笑顔の大久保正太郎くん

 鳥取県との県境に位置する岡山・美作市右手地区を流れる梶並川。上流域には特別天然記念物のオオサンショウウオが生息する清流だ。「右手養魚センター」は、石積で整備された釣り場があり、アマゴやニジマスなどの渓流釣りが一年中楽しめる。桜が満開の3日、取材した。

 春真っ盛り。澄んだ水面をのぞき込み、「パパ、魚がいるよ!」と山あいに元気な声がこだました。春休みの週末とあって、釣り場は魚を追いかける子どもたちの笑顔でにぎわっていた。

 「ほら、釣れたよ」と魚を見せてくれたのは大久保正太朗くん(8)=加東市=。手慣れた様子でウキを流し、次々にヒットさせていた。渓流釣りを始めて以来、20回以上も足を運んでいるお気に入りの釣り場だ。父の正憲さん(50)は「景色も環境もいい。よく釣れるんで『行こう』といつもせがまれています」と苦笑い。この日の釣果は二人でアマゴ10尾、ニジマス40尾と大漁!

 ならば記者も初めての渓流釣りにチャレンジだ。レンタルの竹竿は手作りで、これだけでも自然を感じさせてくれた。魚を放流すると、すぐ目の前で一塊になって泳いでいる。「放流直後の1時間ほどが勝負。時間がたつと散らばってしまいますよ」とスタッフの宇都宮健一さんからアドバイス。

 早速、餌のイクラを流し込み、チョンと誘いを入れた瞬間に目印が動いた。釣れた♪ 同じようにして数尾を追加。ほぼ入れ食いの状態だった。やがて釣れなくなったところで、魚が見えた隣の釣り場に移動した。空いてるところなら自由に居残りの魚を狙えるのだ。しかしそこでも釣れず、最終釣果は、最初に勢いだけで釣り上げたアマゴ・ニジマス合わせて15尾。難しさも痛感した。さ、取材に戻ろう…。

 午後になってやって来た西村修さん(73)=加西市=ご夫妻は、なんと10年ぶりの来場だ。この日、朝食をとりながら「桜が見たいね」と話していたところ、思い出したのがここ。桜の木の下で気持ちよさそうに竿を構え、「自然の中でのんびりしたい願望をかなえてくれる。思いつきだったけど来て良かった」と顔をほころばせた。

 150もの区画がある同センターの釣り場は全長1500メートルで西日本最長。そのうちの500メートルは石積整備されていて足場が広く、安全に釣りができる。魚は自家養殖のアマゴ、ニジマス、イワナの3種類から選べ、指定した釣り場に放流してくれる。「子供や初心者には釣りやすいニジマスがお薦め」と社長代理の右手信幸さん。

 河原でバーベキューや川遊び、夏場は魚のつかみ取りも楽しめ、釣った魚や取った魚を塩焼きにしてくれるのも魅力だ。家族連れのほか、女性グループからも人気を集めている。

 また、隣接する「トム・ソーヤ冒険村」には、宿泊できるコテージやキャンプ場があり、アスレチック遊具やテニスコート、屋根付きのバーベキューハウスなどが設置されている。大自然の中で、釣って、食べて、遊んでとリラックス気分を満喫。快適に過ごせるスポットだ。(大塚 真哉)

 2日に同センターを訪れた同前颯真くん(6)=岡山市=は、昨夏に続いて2度目の来場。保育園のキャンプで釣りを体験して以来、すっかり心を奪われた。イクラを餌にニジマスをゲットし、「釣れたらすごくうれしい」と笑顔を輝かせた。先生役は釣り達者な大上伊三男さん。颯真くんのおじいちゃんだ。「餌を付けるところから釣り上げるまで一人でできてる。のみ込みが早いね」と将来の釣友の姿を見つめ、目を細めた。結惟ちゃん(4)も負けてはいない。お兄ちゃんに続けとばかりに1尾を釣り上げてニッコリ。「早く焼いて食べたい」と仲良し兄妹は口をそろえた。

 「右手養魚センター」は「アマゴ釣り大会」を18日に開催する。参加費は男性4000円、女性と中学生以下は2500円(釣り具、餌代別)。競技時間は午前5時30分から同10時までで、餌釣りに限る。表彰は優勝~5位、飛び賞や大物賞、大漁賞、当日賞など多数あり。参加は、前日午後9時から当日午前5時まで現地で配布される整理券が必要。問い合わせは同センターへ。

 ◇問い合わせ 右手養魚センター(TEL0868・77・2071)へ。ホームページあり

 ◇釣り料金 大人3600円(女性、中学生以下は2100円)、ファミリー券6000円、グループ券(大人3~5人)1万円。回数券(5枚綴り1万6000円)もある。魚のつかみ取りは3600円。

 ◇時間 午前8時から午後5時まで。年中無休。

 ◇その他 貸し竿(210円)や餌の販売あり。河原のバーベキュー場所は自由に使える。塩焼き(1尾100円)の受け付けは午後4時まで。

のどかな風景が広がる「右手養魚センター」の釣り場
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