池江璃花子100メートル自由形準決勝で超速6人抜き‼東京五輪個人での出場権へ「奪還できるように頑張りたい」

全体1位で決勝に進んだ池江璃花子はスタンドに手を振って入場する(カメラ・竜田 卓)
全体1位で決勝に進んだ池江璃花子はスタンドに手を振って入場する(カメラ・竜田 卓)

◆競泳 日本選手権兼東京五輪代表選考会 第5日(7日、東京アクアティクスセンター)

 女子100メートル自由形準決勝は、白血病を克服して東京五輪400メートルメドレーリレー代表を決めている池江璃花子(20)=ルネサンス=が、全体トップの54秒36で8日の決勝進出を決めた。予選は54秒30をマークし、2レース連続で400メートルリレーの派遣標準記録54秒42を余裕でクリア。優勝と個人の派遣標準記録53秒31の突破すら視界に入ってきた。男子200メートル平泳ぎ決勝は、武良(むら)竜也(24)=BWS=が、2分7秒58で2位に入り、初の五輪代表を決めた。

 池江が“2冠”と2枚目の東京五輪切符を視界に捉えた。予選でトップの54秒30をマークすると、準決勝も54秒36の全体1位で決勝のステージへ。「100メートルはまだ先になると思ってたんですけど、2種目でしっかり奪還できるように頑張りたい。レースが楽しみということは、イコール自信がある」。もう誰にも負ける気がしない。

 まだ余裕はある。予選は「思った以上に速かった」と復帰後の自己ベスト。準決勝は、最初の50メートルを7番手で折り返すも、後半ぐんぐんと加速し、他の選手をあっという間に抜き去った。ゴール後は表情一つ変えず、淡々とプールサイドを後にした。「想定内。(予選と)同じくらいのタイムで泳げればと思っていた」と泳ぎとタイムの感覚は完全にマッチ。「この感じでいくと(決勝は)53秒台は出る」と“予告”。400メートルリレーの派遣標準記録54秒42を切っての4位以内どころか、個人の53秒31切りでの2位以内に自信を見せた。

 大会2日目の4日、100メートルバタフライ決勝で57秒77をマークして3年ぶりV。400メートルメドレーリレーの派遣標準記録を突破して2大会連続五輪を決めた。「次の日は疲労が残っていて、今までで一番ダメージが大きかった」というが、中2日のこの日、疲れはみじんも感じさせなかった池江。驚異の回復力も、かつての姿に戻りつつある。

 残すは8日の100メートル自由形決勝、9日の50メートル自由形予選&準決勝、10日の同・決勝、50メートルバタフライ予選&決勝の6レース。今回の日本選手権は「出場できたことが大きい」としていたが、奇跡を起こしてきた天才スイマーの“4冠”奪取が現実味を帯びてきた。(小林 玲花)

力泳する池江璃花子
力泳する池江璃花子

全体1位で決勝に進んだ池江璃花子はスタンドに手を振って入場する(カメラ・竜田 卓)
力泳する池江璃花子
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