【松田丈志の目】佐藤翔馬&武良竜也W表彰台狙える

共に五輪代表に内定し、喜び合う(左から)優勝の佐藤翔馬、2位の武良竜也(カメラ・竜田 卓)
共に五輪代表に内定し、喜び合う(左から)優勝の佐藤翔馬、2位の武良竜也(カメラ・竜田 卓)

◆競泳 日本選手権兼東京五輪代表選考会・第5日(7日、東京アクアティクスセンター)

 日本新で優勝した佐藤選手は金メダルを狙えるステージに上がった。ラスト50メートルの追い上げが強い世界記録保持者のチュプコフには、先行逃げ切りで対抗する展開が予想される。今回の決勝のように後半追い上げてくる選手を気にせず自分のレースに徹して、あと0・5秒タイムを上げられれば勝つチャンスは十分ある。前回の自己ベストだった2月のジャパンオープンの時点では、チュプコフとはまだ差があったが、このレースで差はなくなったと感じる。世界のライバルたちも恐らく「佐藤って何者なんだ?」と思うだろう。世界選手権に出場したことがなく、記録をどんどん更新している20歳は未知の存在。ライバルも脅威を感じるだろう。

 渡辺選手に勝った武良選手も自分のレースに徹した。渡辺選手とコースが並びでなかったら展開は変わっていたかもしれないが、序盤から渡辺選手に重圧をかける位置につけて、持ち味のラスト50メートルの強さを生かして追い抜いた。過去の五輪で、日本選手2人が決勝に残った種目ではメダルを獲得する可能性が非常に高い。同じレースに日本人選手がいることで、世界のライバルに2人で挑む心強い戦友になるからだ。ダブル表彰台は狙える。二枚看板で切磋琢磨(せっさたくま)して頑張ってほしい。(北京、ロンドン五輪男子200メートルバタフライ銅メダリスト)

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