【ロッテ】安田尚憲チャンスで別人、打率1割台なのに打点王、12球団トップ14打点

7回1死二塁、右越え2号本塁打を放ち笑顔でタッチする安田尚憲(右) (カメラ・越川 亘)
7回1死二塁、右越え2号本塁打を放ち笑顔でタッチする安田尚憲(右) (カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ9―2オリックス(7日・ZOZOマリン)

 チャンスに強すぎる男が試合を決めた。安田の強烈なライナーが右翼席へ飛び込むと、肌寒い幕張の夜に詰めかけたロッテ・ファンがどよめいた。2点リードの7回1死二塁。鈴木の内角直球を振り抜き2号2ラン。マーティン、藤岡と球団最多タイとなる1イニング3発も飛び出し「思い切りよくいいスイングができた」とうなずいた。

 チャンスでは別人だ。今季初の猛打賞で、打率を6分上げたが、それでもまだ1割9分5厘。しかし、得点圏打率は驚異の4割6分7厘。11試合で8安打のみだがその全てで打点を稼ぎ、12球団トップの14打点。この日の3安打目、8回2死一塁での右翼線適時二塁打以外、8安打中7安打が得点圏に集中している。

 試行錯誤を重ねている。オープン戦終盤から右足の位置をベース寄りにし、タイミングをゆっくり取っている。「逆方向へ強い打球を打つ」イメージが体に染みついてきた。それでもまだ21歳。打席に入るたびに目に入る球場内の打率1割台の数字に「すごい見えます。正直、内心バクバクのところもあったけど消極的にならずにやれた。もう、ちょっとコンスタントにいけたら…」と笑い飛ばした。

 安田の4打点もあり、開幕5連敗後、2分けを挟み4連勝。借金を1に減らした。打率の上がらない高卒4年目を4番に固定する井口監督は「彼の成長も、チームの成長もそこにある。覚悟して使っていくので、覚悟して1年間戦ってもらいたい。4番を守りきってほしい」ときっぱり。若き主砲が重圧をはねのけたその先に歓喜の秋がある。(岸 慎也)

安田(ロッテ)の今季打撃成績
安田(ロッテ)の今季打撃成績

試合詳細
7回1死二塁、右越え2号本塁打を放ち笑顔でタッチする安田尚憲(右) (カメラ・越川 亘)
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