◆競泳 日本選手権兼東京五輪代表選考会 第5日(7日、東京アクアティクスセンター)
男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、前日本記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)が2分8秒30の3位で五輪代表を逃した。
佐藤翔馬(東京SC)が2分6秒40の日本新記録で優勝し、武良竜也(BWS)が2分7秒58の自己ベストで2位。ともに派遣標準記録を突破し、東京五輪代表に決定した。
ゴール後、結果を受け止めた渡辺は天井を見上げた。「タイム、泳ぎもいい感覚で、落ち着いてレースも運べていたと思う。上位2人の方が頑張ったと思う」と涙をこらえながら話した。
大本命で、五輪金メダルを目標に掲げてきた200メートル平泳ぎでまさかの代表落ち。「今日まで精一杯やった。今日僕ができる全てを出した。3位という順位と8秒30というタイム。整理できていない気持ち。今は何が間違えていたのか、どうすれば良かったのか、何とも言えないです」と、言葉を振り絞った。