【大学野球】東北福祉大・綱脇慧がラストイヤーへ「自分が主戦として投げないと」…花咲徳栄で17年夏甲子園V

春季リーグ戦へ意気込む東北福祉大の綱脇と、満開の桜
春季リーグ戦へ意気込む東北福祉大の綱脇と、満開の桜

 仙台六大学野球連盟に所属する東北福祉大の綱脇慧投手(4年)=花咲徳栄高=が、大学最後の1年に復活して主戦として活躍する意欲を見せた。昨年は一度も出場機会がなかったが、明治神宮大会出場をかけた2年秋の東北地区代表決定戦決勝でノーヒットノーランをやってのけMVPも獲得した。花咲徳栄では2017年夏の甲子園優勝に導いた「持っている」右腕が、大学でも18年以来となる日本一に貢献する。

 17日に開幕する春季リーグ戦へ、綱脇が意気込みを語った。「最終学年のリーグ戦は自分が主戦として投げないとダメだと思ってきた。去年はふがいなかったので、今年は日本一に貢献する投球をしたい」。大塚光二監督(53)から先発の働きを期待される今年、まずは6季連続のリーグ制覇、その先の全日本大学選手権優勝を目指して力投する意欲だ。

 リーグ戦から日本一までの復活劇を描いていく。2年秋の東北地区代表決定戦決勝でノーヒットノーランを達成し優勝投手に輝くも、昨年は調子が上がらずベンチ入りを逃した。心の支えとなったのが花咲徳栄時代の経験だ。「2年の甲子園、3年春の関東大会でも打ち込まれ、その後はケガもしたけど、最後の夏に主力投手になれた」。3年夏の甲子園は全6試合に先発。全国制覇の原動力になるまで駆け上がった経験を思い出し、自分を信じて今冬の練習に励んできた。

 今年初実戦で自己最速を1キロ更新する142キロをマーク。3月下旬に行われた亜大とのオープン戦でも、先発し4回無安打無失点に抑える圧巻の投球を見せた。今冬のフォーム改善や下半身強化の成果が直球の質向上につながり、本来の打たせて取る投球を、さらに磨きがかかった状態で取り戻した形だ。大塚監督も、「マウンド度胸やゲームの作り方は超一級」と話し、公式戦での完全復活へ期待がかかる。

 今年の投手陣は、ドラフト候補の椋木蓮(4年)=高川学園高=、1年時に大学日本代表の選考合宿に招集された三浦瑞樹(4年)=盛岡大付高=など、例年以上に好投手がそろう。指揮官も「今年の投手陣はめちゃくちゃすごい」と自信を見せながら、綱脇にも「持っている投手。甲子園で優勝までして、大事な場面でノーヒットノーランできる勝ち組の投手ですよ」と厚い信頼を寄せる。「まずはリーグ戦から自分の持ち味を出しながら、ゼロで抑えていく」と意気込む綱脇が、リーグ優勝と18年以来の日本一を手繰り寄せる。(小山内 彩希)

 ◆綱脇 慧(つなわき・すい)1999年5月11日、東京・港区生まれ。21歳。本村小1年時から本村クラブで野球を始める。高陵中では東京城南ボーイズで投手。花咲徳栄高では3度(2年春夏、3年夏)甲子園に出場し、3年夏に優勝。東北福祉大では、1年春からベンチ入り。2年秋の東北地区代表決定戦でMVPを受賞。181センチ、82キロ。右投右打。家族は、両親と弟。父・啓太さんはCMソングなどを手掛ける音楽プロデューサーで、綱脇の特技も作曲。

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