◆JERAセ・リーグ ヤクルト0―2広島(6日・神宮)
広島の森下暢仁投手(23)が6安打無失点で、昨年8月14日の阪神戦(京セラD)以来自身2度目で、今季セ・リーグ一番乗りの完封勝利を挙げた。
2点リードの9回、先頭の山田哲に左翼線を破る二塁打を浴びたが、4番・村上を一ゴロ、続く塩見をこの日最速の152キロの内角直球で見逃し三振に仕留めると、代打・元山を二ゴロに打ち取った。
右腕は「『9回いかせてください』と言っていかせてもらったので、点を取られる訳にはいかなかった。抑えることができてよかった」と胸をなで下ろした。
この日は明大時代の同学年が観戦に訪れ、より力のこもった投球になった。「大学からの積み重ねができている。いろんな人が自分を作ってくれた。勝つことでいろんな人が見てくれる。勝つことを意識して投げたい」と熱い思いを口にした。