【五輪トリビア】渡辺和三、メダル取った時と同じ日に天国へ…92年バルセロナクレー射撃銀

五輪ロゴ
五輪ロゴ

 1992年バルセロナ大会のクレー射撃・トラップで銀メダルを獲得した渡辺和三は、ボイコットで不参加だった80年モスクワ大会を含め、4度目の五輪代表で快挙を達成した。決勝ではチェコスロバキア(当時)選手と同点1位でシュートオフの末に惜敗。「ここまでこられたら満足ですよ」。口ひげをたくわえた当時44歳のベテランは笑顔だった。

 ビルの内装会社を経営する“社長選手”。7人きょうだいの末っ子で、国体選手だった父や兄2人の影響で競技を始めた。バルセロナ大会前年の91年に父・忠道さんを亡くしたショックもあり、同年の選考会では敗退。代表候補から外れていたが、アジア枠が1つ空いたため、92年6月の選考会を勝ち抜いてつかみ取った五輪の舞台だった。

 同種目日本勢初のメダルを獲得した渡辺は、96年に多発性骨髄腫のため死去。亡くなった8月2日は自身がバルセロナでメダルを獲得した日だった。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請