伊藤美誠、卓球も気持ちも強く…リレーコラム

伊藤美誠
伊藤美誠

 3月のカタールでの(新たな国際大会)WTTは2大会とも優勝できました。普段とルールが違い準々決勝まで5ゲーム制。何が起こるか分からないと気を引き締めて試合をしたので、7ゲームになった瞬間は解放感があってすごくやりやすかったです。1試合目から絶好調というわけではなかったですが、その日できることを出しきろうと臨んで、だんだんと楽しめるようにもなりました。卓球も気持ちも、いろんな部分で強くなったと感じました。

 WTTは(昨年までのツアーと違い)いろんな照明を使ったり、会場の雰囲気が映画館のようでかっこいいなと思いました。普段と違ってフェンスが低くて、ボールがコートの外に出やすかったので、選手がぐるぐる回って拾いにいくことも多かったですが「こっち側から出たってことは、ここから回った方が早いな」とか。そういったことも楽しみながら考えてプレーすることができました。

 2大会を通して、改めてサーブ3球目、サーブレシーブでいろんなことをして得点につなげていくのが自分の卓球だなと感じました。サーブやレシーブからの展開が得点源になっている時は、自分もノリノリでプレーできています。

 サーブに自信が持てたのは(15年3月の)ドイツOPで優勝した時ぐらいからです。その頃から世界ランキングが上の選手に勝てるようになってきて、サーブ力が高いから相手もやりづらいのかなと感じました。その時は(2本交代の)サーブで2点取れればいいと思っていましたが、同じ選手と何回も試合をする中で、サーブの時に2点取られても、レシーブで2点取り返すこともある。サーブもレシーブも、全体的に上げていかなければいけないと考えて取り組んできました。

 五輪までに海外の試合に出るかどうかは、これからしっかり考えて決めていきたいです。今回のカタールの前には、いろんな方と練習試合をたくさんさせてもらいました。そういう形でもいいと思いますし、試合の感覚を確認しながら、練習もたくさんやって、五輪につなげていきたいです。

 ◆伊藤 美誠(いとう・みま)2000年10月21日、静岡・磐田市生まれ。20歳。2歳で卓球を始める。世界選手権は団体で16年銀、18年銀、女子ダブルスで17年銅、19年銀メダル。16年リオ五輪団体戦で史上最年少の15歳300日で銅メダル獲得。全日本選手権は18年から2年連続3冠。世界ランク2位。150センチ、45キロ。

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