なでしこジャパンのFW宮沢ひなた(21)=マイナビ仙台=が6日、オンライン取材に応じ、東京五輪代表入りへ意気込みを口にした。
国際親善試合のパラグアイ戦(8日・ユアスタ)、同パナマ戦(11日・国立)に臨むチームは、宮城県内で調整をしている。五輪まであと3か月強。宮沢は3月の代表候補合宿(鹿児島)に参加し、約2週間の活動で収穫を得つつ「引き続き呼んでもらったのでまだ試されてるんだなと思うのと、まだチャンスがあってそれを狙える位置にいると実感している」とさらなるレベルアップを見据える。
初戦のパラグアイ代表とは、初優勝した18年のU―20女子W杯での対戦経験があるという。当時の印象について「チームみんなで勝とうという意識が強くて、出来なかったとはあまり感じていない」と振り返るが、フル代表での再戦に向けて「速いスピードの中での判断の早さ、一対一で奪いきるところ、守備の強度は日本と海外では違う。さらに強度を上げないといけない」と気を引き締める。
今季、日テレからマイナビ仙台へ移籍。東日本大震災から10年の節目でもある年に新天地として東北を選び、「運命的なものを感じるし、サッカーで笑顔とか勇気とかをお届けできるのが自分にできること」。初戦のパラグアイ戦で、一足早い“ホーム”デビューをし、五輪代表入りへアピールを目指す。