飯伏幸太、オスプレイに敗れIWGP世界ヘビー初防衛ならず…大ダメージで無言のまま去る

ウィル・オスプレイの強烈なジャンピングニードロップで吹っ飛ぶ飯伏幸太(カメラ・佐々木 清勝)
ウィル・オスプレイの強烈なジャンピングニードロップで吹っ飛ぶ飯伏幸太(カメラ・佐々木 清勝)

◆新日本プロレス「SAKURA GENESIS 2021」大会 ▽IWGP世界ヘビー級選手権試合60分1本勝負 〇ウィル・オスプレイ(30分13秒 ストームブレイカー→片エビ固め)飯伏幸太●(4日、東京両国国技館、観衆4484人)

 IWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太(38)が春のシングル最強トーナメント「ニュージャパンカップ」優勝者・ウィル・オスプレイ(27)に30分超えの死闘の末、敗れ、新タイトル初防衛を逃した。

 3月30日にお披露目されたばかりのピカピカのニューベルトを右肩にかつぎ、笑顔で入場した飯伏。試合序盤は静かなグラウンドの攻防を展開すると、フランケンシュタイナー、場外へのプランチャーと、いきなりスピードアップ。オスプレイの痛めている右肩に集中攻撃を加えた。

 オスプレイの場外やエプロンを使ってのダーティーファイトには高角度のドロップキック、レッグラリアット、その場跳びムーンサルトプレスで対抗。抜群の身体能力を生かした空中殺法に圧倒される場面もあったが、かち上げ式ラリアット、シットダウン式ラストライドと畳みかけ、打撃でも徐々に圧倒していく。

 しかし、オスプレイのトップロープを使ってのシューティングスタープレス、雪崩式リバース・フランケンシュタイナーという身体能力を生かした驚異の反撃で徐々に劣勢に。

 スワンダイブ式のジャーマンスープレックスで叩きつけ、必殺のオスカッターを決められる場面もあったが、カウント2・5で返すと、ストームブレイカーをかわし、カミゴェ2連発も決めたが、3カウントは奪えず。逆に高さ抜群のジャンピングニーからのヒドゥンブレイド、最後はストームブレイカーを食らい、屈辱の3カウントを奪われた。

 さらに試合後に乱入してきた「ユナイテッド・エンパイア」軍のジェフ・コブ(38)にツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけられ、失神状態になった飯伏。ヤングライオンの肩を借りて、リングを降り、はって花道を去っていく、その背中にオスプレイの「バイバイ、サヨナラ、早く、コイツを連れていけ。ここからは俺の番だ!」という情け容赦ない罵声が浴びせられた。 “墜ちた王者”飯伏は、無言のまま、会場を後にした。(中村 健吾)

 ◆IWGP世界ヘビーのベルトとは

 1987年に創設されたIWGPヘビー級王座のベルトは3度のリニューアルを経て4代目、2011年に創設されたIWGPインターコンチネンタル王座(IC)のベルトは12年にリニューアルして2代目だったが、今回のベルトがその二つを統合。放射状に広がるラインはIWGPヘビー級王座の初代。王冠のように上部が広がっている形状は同2代目。世界に羽ばたく羽根は同3代目。2色の配色と新日の象徴であるライオンマークの配置は同4代目。サイドバックルの形状はIC王座のベルトのデザインを継承。戦いの魂を受け継ぎ、世界へ羽ばたくという意味が込められ、ライオンマークの周辺は上部のライオンマークが太陽となって世界を照らす。その周囲には闘魂を示す燃える炎。世界を貫く剣が描かれている。地球儀の周辺には5つの宝石を配置。来年に迎える新日創設50周年と5大陸を表現。宝石の台座はライオンの牙であり、世界をつかむという意味。両サイドには世界へ羽ばたく翼がデザインされている。

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