◆第65回大阪杯・G1(4月4日、阪神・芝2000メートル=13頭立て)
G1でともに4勝を挙げているコントレイル、グランアレグリアの初対決で注目された一戦は、川田将雅騎手が騎乗した4番人気のレイパパレ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎、父ディープインパクト)が4馬身差をつける圧勝で逃げ切り、無傷の6連勝でG1初優勝を成し遂げた。勝ち時計は2分1秒6(重)。
2着は6番人気のモズベッロ(池添謙一騎手)。昨年の3冠馬で1番人気に推されたコントレイル(福永祐一騎手)と、昨年の最優秀短距離馬グランアレグリア(クリストフ・ルメール騎手)は4コーナー手前から仕掛けたが直線でモズベッロにもかわされて3、4着に敗れ、3連単10万6210円の波乱決着となった。
鮫島克駿騎手(カデナ=6着)「道悪は得意じゃない馬ですし、内、外両方とも馬場が悪かったので、内ラチぴったり走りました。ノメりながらでも、4コーナーで手応えがあって、自分の脚は使ってくれました。いい走りをしてくれました」
和田竜二騎手(アーデントリー=7着)「道悪でも上手に走れていた。手応え良かったんだけど、前が下がってきたのが痛かった。最後も差をつめているし、どこかでチャンスはあると思う」
三浦皇成騎手(ブラヴァス=8着)「過去のレースを見ていても、道悪が課題だと思っていました。思ったより馬場が緩くなって、進みもいまいちで後ろからになってしまいました。3―4コーナーでも、もたつきました。馬場に尽きます」
岩田望来騎手(アドマイヤビルゴ=9着)「前半いい位置で競馬ができました。後半は馬場の影響もあって、手が動いてしまいました。最後まで走ってくれてはいます。良馬場ならやれてもおかしくないですし、次に期待します」
幸英明騎手(ペルシアンナイト=10着)「ゲートではさまれて、最後方からになってしまいました。こういう馬場も上手じゃない感じでした」
内田博幸騎手(クレッシェンドラヴ=11着)「いい位置に入ったと思ったんだけど…。血統的にもこういう馬場はこなせると思っていたけど、4コーナー手前で苦しくなった」
吉田隼人騎手(ワグネリアン=12着)「急かしてでも位置を取りに行こうと思って、勝ち馬を見ながらの競馬でした。それでもこんな競馬では苦しかったようで、タフな馬場でしたからね…。今回の競馬で行きっぷりが変わってくれば」
団野大成騎手(ハッピーグリン=13着)「行ければ、ハナに行くプランもありましたが、G1となると、勝ち馬は馬なりで行ったので、番手に控えました。うまくレースはできましたが、最後は苦しくなりました」