視覚障害の12歳・岩崎晴都さん囲碁プロ棋士へ挑戦始まる

スポーツ報知
視覚障がい者として初めて日本棋院院生になった岩崎晴都さん

 視覚障害(弱視)を持つ中学1年生・岩崎晴都(はると)さん(12)=さいたま市=が3日、東京都千代田区の日本棋院で囲碁の棋士候補生「院生」の研修に初参加した。視覚障害者が日本棋院の院生になるのは初のケース。

 会見した岩崎さんの瞳は、視覚障害者用の碁盤へと真っすぐに向かっていた。研修初日を2勝2敗で終え、夢である棋士への第一歩を踏み「不安はあったけど、普通にやれてよかった」と笑顔を見せた。

 母の涼子さんによると、岩崎さんは1歳の時に小児急性リンパ性白血病を発症。その後、再発して骨髄移植などの治療を施したが、副作用が角膜に生じた。右目はほぼ見えず、左目も視力0・01の弱視になった。

 小2で囲碁と出会う。「僕は目が悪いけど、黒白の囲碁なら違いが分かる。将棋よりいいと思ってやったら面白くて続けました」。今は1日10時間、盤上に向かっている。「僕は囲碁がないとどうにもならないんです。面白いところは…もう表現できないです」

 井山裕太三冠(31)と対局するのが夢。仲邑菫二段(12)と同学年でもある。「菫ちゃんは最年少でプロになってすごすぎます。僕がプロになった時、菫ちゃんはもっともっと上にいますよね」。歩むべき道を見つめている。

(北野 新太)

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