◆「JERAセ・リーグ公式戦」DeNA3―7広島(3日・横浜スタジアム)
DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(22)=中大=が、リーグの打点ランキングトップタイに浮上した。
5点を追う6回無死二、三塁の好機で打席に立つと、九里の126キロスライダーを左中間にはじき返し、2点適時二塁打とした。9打席ぶりの安打で、打点数は「9」。阪神・サンズと並んでトップになった。新人ながら、早くもDeNA打線に欠かせない存在になっている背番号2は「点が欲しかったので追い込まれていましたが、何とか食らいついていけました」とうなずいた。
中大時代には大学の侍ジャパンで4番に座った経験もある打撃力が持ち味。開幕から3番に座ると、ここまで全8試合に3番でスタメン出場。30打数11安打の打率3割6分7厘、1本塁打、9打点とチーム三冠王だ。いまだ未勝利の三浦監督も「本当に粘り強く食らいついていい所で結果を出してくれました。頼もしく映ってています。結果も出してくれていますし」と目を細めていた。
◆牧 秀悟(まき・しゅうご)1998年4月21日、長野・中野市生まれ。22歳。中野小1年からキングアニマルズで野球を始め、南宮中時代は若穂リトルシニアでプレーし全国大会にも出場。松本第一高では3年春に県大会優勝も甲子園出場はなし。中大では通算5本塁打82安打、ベストナイン4度(遊撃1度、二塁3度)。大学ジャパンの4番も務め、昨年8月のプロアマ交流戦・巨人戦で桜井から本塁打を放った。178センチ、93キロ。右投右打。背番号「2」。契約金7700万円、年俸1300万円。