【北陸大学野球】9年ぶり1部昇格の富山国際大 黒星発進も手応え「今季の目標は優勝」

富山国際大のエース右腕、堀田
富山国際大のエース右腕、堀田

▽北陸大学野球春季リーグ戦 第1週・第1日 福井工大4-0富山国際大(3日、石川県立野球場)

 北陸大学野球春季リーグ戦が開幕し、11年秋以来の1部昇格を果たした富山国際大は、0-4で福井工大に敗れて黒星スタートとなった。先発のエース右腕、堀田竜馬(3年)が6回途中まで2失点と力投したが、打線は散発5安打で無失点に終わった。10季連続優勝を狙う福井工大と初戦で対戦し、嶋田陽介監督(37)は「一番、大きな違いは守備力。ヒット性の当たりもアウトになったが、1部の基準がわかりました」と振り返った。

 敗れはしたが、先発した140キロ右腕の堀田が気迫の投球を見せた。いきなり強敵との対戦となったが、自慢のストレートと変化球を武器に真っ向勝負。ピンチでも強気の内角球や、鋭く落ちるスプリットで最少失点に抑えた。堀田は「今まで空振りを奪っていたボールを見られることも多かった。レベルの高さを感じたが、ピンチでも強気の投球が出来ました」と手応えをつかむ。

 低迷するチームを変えたのが、昨年8月に就任した嶋田監督だった。「もともと、力がない訳ではなかった。入れ替え戦を見据えて練習させていた」と指揮官。コロナ禍で練習環境も整っていなかったが、常に1部昇格を意識させた。そして、昨秋2部リーグのプレーオフでは、金沢大に2連勝して入れ替え戦に進出。高岡法科大との入れ替え戦では2勝1敗で勝ち越し、念願の1部復帰を決めた。金田尚也主将(4年)は「年齢も近い監督で、同じ目線に立ってくれる。チームに一体感も出て、1部でプレーしようという雰囲気が出ました」と振り返った。

 今冬は専門のトレーニングコーチの指導を受けた。週に1度、ジムで3時間のトレーニングを続けてパワーアップに成功。金田は「今までは肩や肘を痛めていた選手も多かったが、けが人が少なくなった。バッティングでは速いボールにも負けなくなった」と、1部で戦う準備も整った。

 富山国際大が、最後に優勝したのは03年秋のリーグ戦だ。「今季の目標は優勝。全員が一体となってベストを尽くしたい」と金田主将。長いトンネルを抜け出し、一気に全国の大舞台を狙う。(中田 康博)

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