【巨人】原辰徳監督 今季初の完封負け「サカ・オカ・マル」3人で9打数無安打

6回、険しい表情を見せる原監督(カメラ・中島 傑)
6回、険しい表情を見せる原監督(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人0―2ヤクルト(2日・東京ドーム)

 巨人が605日ぶりの1軍登板となった先発・野上を援護できず、ヤクルトに今季初の完封負けを喫した。菅野が脚部の違和感で登録抹消となり、白羽の矢が立ったベテラン右腕は6回2失点と好投。しかし、「サカ・オカ・マル」が無安打に終わるなど、つながりを欠いた打線が放った安打は4本のみ。原監督はセ・リーグで唯一、一発が出ていないクリーンアップの奮起を期待した。

 反撃への期待も、むなしくしぼんだ。2点を追う8回、先頭の亀井が左中間二塁打で出塁。だが、後続が続かない。最後は代打・中島が、2番手・清水が3球続けたフォークを全て空振りし万事休す。今季初の完封負けに、原監督も「まあ0点じゃね。きょうは向こうの先発投手にいい投球をされたね」と相手をたたえた。力投しながら1球に泣いた野上を救えなかった。

 打線がつながらない。初回1死からウィーラーが右中間フェンスを直撃する二塁打で出塁。坂本の中飛でウィーラーが三進したが、岡本和が右飛に倒れた。終わってみれば、これがこの日最大の好機。原監督も尻上がりに調子を上げたヤクルト・小川の前に、よほど本塁は遠かったと感じさせられたのか、「三塁踏めなかったのかな? ああ、初回に。記憶にもなかった」と自虐的に打線の不振を嘆いた。

 開幕直後とあって、打者それぞれが相手を体感している段階ではあるが、これで5試合連続1ケタ安打。その間、いずれも3得点以下と打線はまだ火がついていない。「今は打線がやっぱり(相手の)投手に対しても手探り状態。上向いてきたら投手を守るよ、という状態になれば」と原監督。中でもやはり、期待をかけるのが「サカ・オカ・マル」のクリーンアップだ。

 当然、指揮官も突破口をその3人に切り開いてほしいと願う。「そりゃそうだよ。そのために(中軸に)置いているわけだからね。そこに期待しなかったら、打順を変えた方がいいよ」。この日、3人で9打数無安打。岡本和はコンスタントに安打が生まれ、丸は要所で四球を選びもするが、一気にたたみかけたり、スタンドに放り込む“爆発力”は鳴りを潜める。言わずと知れたチームの顔が抑えられれば、打線に勢いが生まれないばかりか、相手に「いけるぞ」というムードを醸し出させてしまう。

 元木ヘッドは「主力が打つまではちょっと我慢になるかもしれないが、早くエンジンかかってほしい」と願う。今は先発投手が懸命に試合をつくってくれている。投打が互いに支え合う形になれば、チームの飛行は順調となる。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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