【楽天】涌井秀章、7回9K2失点で開幕2連勝…「最後に点を取られてもやもや」も

7回2失点で開幕2連勝を飾った楽天の涌井(カメラ・山崎 賢人)
7回2失点で開幕2連勝を飾った楽天の涌井(カメラ・山崎 賢人)

◆パ・リーグ 楽天4―2オリックス(2日・楽天生命パーク)

 楽天は4―2でオリックスを下し、3カード連続の勝ち越しに向けて初戦をものにした。先発した涌井秀章投手(34)が7回5安打、9奪三振、無四球で2失点にまとめ、開幕2連勝を飾った。打線は鈴木大地内野手(31)が初回の適時打を含む3打数2安打1打点の活躍。試合前まで規定打席到達者39人中最下位だったが、復調の気配を見せた。

 自ら招いたピンチの芽を摘み取った。涌井が華麗なグラブさばきを披露した。3―0で迎えた7回。モヤとジョーンズに適時打を浴びて1点差に詰め寄られたが動じない。1死一塁で伏見をスライダーで狙い通り打たせたゴロを捕球し素早く二塁へ送球。「1―6―3」の併殺を完成させると、表情一つ変えずにベンチに下がった。土俵際まで追い込まれたが、逆転は許さず7回5安打2失点にまとめて開幕2連勝。お立ち台では「最後に点を取られて代わったので、もやもやしていますがチームが勝ったのでよかった」とほほ笑んだ。

 直球の球速は140キロ中盤ながら「手応えのあった」カーブで緩急を生み、9個の三振のうち6個を直球で仕留めた。5回までは71球中、50%超の36球が直球。中盤以降はスライダーとシンカーの割合を増やし、巧みな投球術でアウトを重ねていった。

 3月26日の日本ハムとの開幕戦では7回無失点で史上初の3球団開幕白星を挙げた。大役を終えた試合後、自身の携帯電話にはメールや通信アプリのメッセージが200件以上も届いた。元関脇・安美錦の安治川親方(42)から「おめでとうございます」と祝福の言葉も受け取った。場所中は星取り表を確認し、お気に入りの力士の勝敗を気にするほどの根っからの相撲ファンだけに、喜びもひとしおだった。夜遅くまで一人、一人、丁寧にお礼の返事を送った。

 昨季はパ・リーグで唯一勝てなかったオリックスに完投こそ逃したが通算146勝目をつかみ、節目の150勝まであと「4」とした。今季はカード初戦を任され、相手エースとの対戦が見込まれる。「相手投手も良い投手がくる。自分も割とベテランになってきた。そこでもカード頭に投げられる」と重圧を逆に楽しむ余裕さえある。昨季の最多勝右腕がこの先も“横綱”らしく白星を積み重ねる。(長井 毅)

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