【仙台六大学】仙台大の都丸達哉内野手、6季ぶりのリーグ優勝へ意欲…春季リーグ17日開幕

オープン戦で打撃好調だった仙台大の都丸
オープン戦で打撃好調だった仙台大の都丸

 仙台六大学野球連盟に所属する仙台大の都丸達哉内野手(3年)=前橋商=が、17日に開幕する春季リーグ戦に向けて、サードの定位置奪取へ意欲を燃やしている。同大学で昨秋リーグ首位打者の小笠原悠介内野手(3年)=北海道栄=との競争で高めてきた力を発揮し、6季ぶりのリーグ優勝と、全日本大学野球選手権大会出場へ貢献する意気込みだ。

 1年時から小笠原とレギュラー争いをしてきた都丸は、「悠介は気が合う友達」と話しながら、「同級生で、入学した頃から一緒にサードについているので、負けたくない」と言い切った。昨秋は都丸が主に遊撃に就き、三塁は小笠原が守っただけに、今春はサードで出場したい思いが強い。

 都丸は昨秋、リーグ戦全10試合中7試合に出場。規定打席には到達していないが、ヤクルトから2位指名を受けた山野太一投手(22)=東北福祉大=から2打数2安打を放つなど存在感を発揮した。しかしライバルは、昨秋もチームで主軸を担った首位打者。森本吉謙監督(46)は、「都丸の守備は評価していますし、足もある。サードを争っている小笠原と打撃のところで競争してくれれば」と期待を寄せる。指揮官の言葉通り、冬シーズンは打撃でパワーをつけた。ウェートでは、スクワット、ランジ、ベンチプレス、全てでMAXが10キロ以上アップした。

 3月下旬に行われた石巻専大(宮城)とのオープン戦では、5打数2安打3打点の活躍。「追い込まれても最後までしっかり振る意識がヒットにつながった」と話すように、冬場につけたパワーで「感触は捉えてはいなかった」と話す打球も、安打になる成長ぶりだ。

 チームは新型コロナの影響で、例年2月中旬から行うキャンプを中止に。1都3県への遠征も控えたが、17年秋以来のリーグ制覇にかける今年は、「例年より激しい競争を狙ってやってきた」と森本監督。4チームに分けて多くの選手を起用しながら練習試合を重ねてきたことで、競争が生まれただけでなく、全体の底上げにもつながった。

 「自分がサードで競争することが、全国で通用するチームを目指すこのチームのためになる」と話す都丸が、春季リーグ戦から三塁で活躍し、15年以来6年ぶり3度目の全日本大学選手権(昨年は中止)出場にも貢献してみせる。(小山内 彩希)

 ◆都丸 達哉(とまる・たつや)2000年6月21日、群馬・沼田市生まれ。20歳。沼田小1年時から沼小ジュニアファイターズで野球を始める。沼田西中では軟式野球部に所属。前橋商では1年秋にベンチ入りし、サードのレギュラーでプレー。仙台大では1年秋のリーグ戦でベンチ入りし、同秋に公式戦初出場。170センチ、72キロ。右投右打。家族は両親、兄。

 ◆今春の仙台六大学野球 春季リーグ戦は10日を開幕予定としていたが、新型コロナの影響により1週間延期し、17日に開幕する。昨年は春季リーグ戦が2度の延期の末、1970年の発足以来初の中止となり、秋季リーグ戦のみ行われた(全国大会は中止)。昨秋は、例年の勝ち点制から勝率制へ変更したが、今春は例年通り2戦先勝の勝ち点制で行われる。昨年中止となった全日本大学選手権も、6月7日から7日間、神宮球場と東京ドームで開催される。

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