昭和スポーツ史に「キックの鬼」の愛称で親しまれ、先月26日に肺がんのため死去した“伝説のキックボクサー”沢村忠さん(享年78)の訃報(ふほう)を受け、平成のK―1黄金期をけん引した、元日本人2大エースの魔裟斗さん(42)と武蔵さん(48)が1日、悼んだ。
03、08年の「K―1 WORLD MAX」世界王者の魔裟斗さんは所属事務所を通じ「キックボクシングを日本に広めた偉大な沢村忠さんのご冥福をお祈りします」とコメント。取材に応じた武蔵さんは「沢村さんとは世代が異なり直接お会いする機会はありませんでしたが、空手家であられた沢村さんら偉大な先輩方がムエタイに挑戦したことからキックボクシングというものが誕生したと聞いています。どうか天国から格闘技界の未来と発展を見守っていてください」と話した。