【センバツ】東海大相模サヨナラV 石田隼都69年ぶり無失点V投手 

9回1死満塁、小島のサヨナラ打で優勝を決め、喜びを爆発させる東海大相模ナイン(カメラ・岩崎 龍一)
9回1死満塁、小島のサヨナラ打で優勝を決め、喜びを爆発させる東海大相模ナイン(カメラ・岩崎 龍一)

◆第93回センバツ高校野球大会最終日 ▽決勝 東海大相模3x―2明豊(1日・甲子園)

 準々決勝、準決勝と連続完封し、26イニング無失点を続けていた東海大相模のエース・石田隼都(3年)は、6回途中からリリーフで登板。ここでもゼロを並べてサヨナラを呼び込み、優勝投手になった。熱戦に決着をつけたのは、3番の小島大河(3年)。9回裏1死満塁から遊撃手をライナーで強襲する安打を放ち、3度目のセンバツ制覇をもたらした。

 サヨナラ勝ちが決まった瞬間、東海大相模の石田は、バンザイして歓喜の輪に加わった。「大塚(瑠晏=るあん)がチームを引っ張ってくれたので、勝ったと伝えたい」。無失点でのV投手はセンバツ史上4人目。通算29回1/3で0を並べ、急性胃腸炎で入院中の主将に10年ぶりの優勝を届けた。

 2―2の6回2死一、二塁から3番手でマウンドに上がった。「疲れはあった」。今大会は全5試合に登板し、準々決勝から2試合連続で完封した。1週間で500球以内という球数制限があるが、この日は202球が投げられる計算だった。しかし、門馬敬治監督(51)は、前日(31日)にエースと話し合った上で「最後は石田と私自身が腹をくくって、こういう起用になった」と先発を回避。最速146キロ左腕は3回1/3を2安打無失点に抑え、最終回のドラマを演出した。指揮官は「魂のある球を投げてくれた。まさに一球入魂。(良さは)ハート。石田はどこに出しても恥ずかしくない」と称賛した。

 2015年夏の甲子園で優勝した小笠原慎之介(中日)の姿を見て、縦じまに憧れた。「攻めの姿勢は見習いたい。(自身も)強気に攻められるのはいいところ」。先輩サウスポーのような内角攻めで通算45三振を奪い、与四球は2。逃げの投球はしなかった。

 好きな言葉は「影響力」。「エースなので影響させる力がある」と門馬監督から昨秋の県大会中に贈られた。「投手で無失点は一番いいこと。自信につながった」と石田。名門のインフルエンサーとして、今度は同校初の春夏連覇へ牽引(けんいん)する。(伊井 亮一)

試合詳細
9回1死満塁、小島のサヨナラ打で優勝を決め、喜びを爆発させる東海大相模ナイン(カメラ・岩崎 龍一)
9回、サヨナラ打を放った小島
6回途中から登板して無失点に抑えた石田
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