ボートレース津のルーキーシリーズ第7戦「スカパー!・JLC杯争奪戦」は3日から8日まで6日間、行われる。ボートレース界の未来のスター候補が集結する。気合が入るのが地元地区の東海勢。中でも近況V量産で力を付けている三重支部の豊田健士郎に注目が集まる。
地元の三重支部勢をはじめ、東海地区勢の層が厚い。中でも注目は豊田だ。通算7Vという数字は、メンバーの中でもダントツの数字。その内の5回は昨年にマーク。一気に優勝を量産するとともに、2期連続のA1級をキープ。近況はG1レースの出場も増えてきた。今年はすでにG1戦4節出場して、2月津の東海地区選手権、3月の三国周年では準優勝戦に進出。「やれることは変わらないし、いつも通り走ろうと心がけています」とグレードレースでも自然体を貫きつつ、しっかりと結果も出している。
「津は大好き」という地元水面で迎えるルーキーシリーズ。「同世代との戦いで、いろいろ試すこともできるけど、負けられないという思いも強いですね」と強い気持ちで臨む。「今回はうまい選手も多いし、簡単にはいかない。それでも、優出は最低ライン。三重の誰かが優勝したら最高ですね。もちろん、自分が優勝できるのが一番」と意欲を示す。ここでしっかり結果を出して、すでに出場が決まっている次節のG1津周年記念に弾みをつけたい。
豊田以外にも、三重支部勢は経験豊富な春園功太、松井洪弥に、ここ一番での勝負強さが光る吉川貴仁ら力のある選手がそろう。スケールの大きな走りを随所で見せている吉田裕平、ルーキーシリーズでは安定感が光る中村泰平、とこなめのフレッシュルーキーに選出されている前田滉ら愛知支部勢も見逃せない存在だ。
遠征勢もスピード自慢の精鋭が多数エントリー。関東勢の軸となるのは2019年の最優秀新人・宮之原輝紀。抜群の成長力を各地で見せている畑田汰一の攻めはコース、枠番を問わず必見。今年のルーキーシリーズですでにV経験を持つ小池修平、入海馨、栗城匠らも優勝争いを盛り上げる。